やっと仕事(前半)も終了して夏休みになりました。その間に国語教育史学会がありまして、野地潤家先生のご講演がありました。参加者からはあんなにじっくり先生の講演をお聞きしたことはないとのことです。野地先生とは学会のたびに懇親会でいろいろ教えて下さいまして、感謝しています。いつも楽しい話しで、研究の姿勢などいろいろお話しして下さいます。今回の学会でも、個体史をお話下さいまして、そして後半では研究の姿勢について重要な点でお話下さいました。また講演の機会を作りたいと思います。
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野地潤家先生です。少年の頃から勉学に励んだとのことでした。会場は早稲田大学14号館401教室です。 |
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昔使った書取帳をしっかり保存されています。国語教育史研究の姿勢として大切なことです。 |
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本のことをお話になる先生は生き生きとしています。 |
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手前が横浜国大の府川先生です。司会をお願いしました。一番奥が大平浩哉先生です。 |
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手前が田近先生で来年三月で定年となり、早稲田を離れます。 |
これに先だって、筑波大学の甲斐雄一郎先生の研究発表がありました。「国語」という教科名が初等と中等では異なって使われていたことを証明した研究です。さすが、国語教育史研究とはかくあるべし、という内容の濃いものでした。以前も書きましたが、甲斐先生は横国の高木先生、鳥取の松崎先生とならんで、私の兄貴分のような先生で、いつも親切で教えて下さいます。それぞれの先生は今、一番脂ののった研究をなさっていますので、今後も楽しみです。研究をしっかりしている方の話を聞くと、よし、がんばろうという気になります。 |