2002.11.10 自然
 どうしようもなく、風邪の菌が体に蔓延しているらしく、寝ても、起きても足と腰に鈍い痛みが時折出ます。これは体を動かすべきだと考えて散歩しました。私は風邪を引くと風呂に入って体を温めます。これはよくない方法ですが、その方が汗をかきやすくなって、翌日治ることが多いのです。それで、散歩するのも、おなじく、体を動かして、それで寝ようとしたのです。
 その散歩の途中で、橋から川にいる鴨らしき水鳥に餌をやっている人がいました。食パンをちぎって投げていたのです。そのそばに野鳥に餌をやらないようにという看板もありました。餌をやると、餌をもらえるという意識が生じます。そしてそれをあたりまえと思います。例外をあたりまえとして認識してしまうのです。そうすると、自分で餌をとるという習慣が鈍くなるかもしれません。ある意味では都会に住むために必要な英知かもしれません。しかし、ある意味では本能を失うという結果になると思います。ですから、どうするか、判断に迷うところです。
 人間の場合でも同じでしょう。一つ例外で認めるとそれを当たり前のように感じてしまいます。そのままずるずるといってしまうのです。それを防ぐには自分で自分を律する意識、自律意識が必要です。それはなかなかに困難でしょう。楽なことは習慣化しやすいからです。しかし、楽なままでは成長しません。苦しい時こそ成長するのです。楽にしてくこと、それはいいことではないでしょう。苦しいことがあったからこそ、楽ならいいのですが。
 自然でいることは、難しいことです。

 お座敷パソコンなので、あぐらをかいて打っているのですが、すきま風が腰に当たって、冷えてしまいます。足はホットカーペットの小さいのがあって、それであたたかいのでずか、腰はどうにもなりません。羽織をきてふせいでいますが。

 土曜日に、多くの方と話をする機会がありました。いろいろな方がそれぞれ考えていること、なるほどと思わせること、子供を大切にしていること、いろいろ勉強になりました。今回は特に話したい人がいて、現況をうかがえました。またいつか話したいと思います。自分の意識を変えること、それが成長の秘けつですから。

 風邪がはやるのは空気の乾燥もあります。千坂さんは加湿器を買ったとか。スチーム式でなくて、気化式。言い換えれば手ぬぐいを濡らして自然乾燥しているとの同じです。その方がゆっくり水分を蒸発できていいらしいのです。デロンギの加湿器だということなので、どんなものでしょう。しばらくして空気の乾燥がひどくなったら私も買おうかと思います。そろそろ年相応の対応が必要ですから。

 さて、今年のお三方任期切れです。来年は新しい人になります。お一方は今回も参加者のために手作りお菓子を差し入れて下さり、お気遣いありがたく思います。風邪をひいていることで、途中お帰りになりました。お二方は土曜日のいろいろな予定などご足労おかけしました。そのうちの一方は先週もお世話になりましたが、先週は風邪がひどかったのですが、今週は大分治ったようです。また、楽しく和やかな雰囲気を作っていただき、いろいろアドバイスもありました。御礼申し上げます。こういう支援していただくことで、いろいろ巡って人のため、そして自分のためになります。次回3月にお三人とは今年の総括をしたいと思います。

 今週は原稿締め切りと、国語教育史学会の紀要の最終入稿で忙しくなります。まだまだ気持ちが休めないのですが、辛抱です。

 本日購入のCD。
「マニフィカトハ長調」バッハ・コレギウム・ジャパン
「ブランデンブルク協奏曲(全曲)」バッハ・コレギウム・ジャパン
「クリスマス・オラトリオ」バッハ・コレギウム・ジャパン
 なぜ今バッハかという理由はまったくなくて、単にオリジナル楽器演奏について先日書いたので探したらこれが見つかったということなのですが。特にファンというわけではないのです。最近パソコンに向かいながら聴いているのが、「くるみ割人形」これがなかなかいい調子です。それで、これを買いました。この中では「ブランデンブルク協奏曲(全曲)」がいいですね。深夜のパソコンにはいい曲です。

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