2002.11.13 やる気 | |
やる気を出すのは難しい。自分でさえも難しいのに、他人のやる気を育てるのは、もっと難しいものです。人は自分の世界の中で生きるから、それを外に出すには、かなりの勇気が必要。それと、今までの価値観を変える必要が出来てきます。それは場合によっては自己否定になりかねない。だから、難しいのでしょう。 自分のしたいことをすると他人の迷惑になる。それが見えないで走る人はとても、立派に見える。むしろ、強い調子できっぱり言い切った人の方がいいように思える。それはヒットラーと同じ。実際に演説の上手い人の話を聞き入っている人は多い。それゆえ、話し方というのは、内容よりも、訴求力にあるというのが事実。信頼関係にあるというのは、私の理論。しかし、現実は強さにかかっている。熱心さと言ってもいいでしょう。最近、そういう人の話を聞いていると、内容はどうみても自分勝手なのに、訴求力があるから、他の人は熱心に聞いているという構図にあるのが、非常におもしろく、ああ、ここでも洗脳が始まっていると思ったのでした。でも、洗脳されているうちは幸せかもしれませんけどね。自分で判断する葛藤がないから。自分で判断する難しさ、しかし、そこにある充実感、自己達成の喜びは忘れてはいけないと思います。それほど強い信念で言っているわけではありませんが。 今日買ったCD。 「田園*交響曲第6番ヘ長調」18世紀オーケストラ 「運命*交響曲第5番ハ短調」18世紀オーケストラ 「合唱*交響曲第9番ニ短調」18世紀オーケストラ 「交響曲第40番ト短調」18世紀オーケストラ 最近オリジナル楽器にこだわっていますが、別にオリジナルでなければいけいなという考えではないのです。演奏家が自分の解釈で曲を変えていくことはむしろいいことだと思っています。なぜなら、ペートーペンを表現するのではなくて、演奏している今の自分を表現しているわけですから。だから、変えていくのは必然です。曲や編成や演奏する場所や対象、時間、政治、経済にも大きく影響しますから。書道もそうです。原文尊重に見えて、かなり省略していることがあります。つまり、自己流の解釈です。その解釈があってこそ、自己を表現します。だから、原曲のオリジナル楽器にこだわっているわけではありません。ただ、元はどんな演奏だったかを知りたいので、つい、こんなに購入してしまったというのが現実。いい音楽はどんな種類でもいいというのが持論。 昨日、パソコンで仕事しながら、テレビで「グリーンマイル」を流していました。最初から見たことがないので、いつか見たいと思っていましたが、今回も途中からでしたが、なかなかいい話しですね。今度は最初から見たいと思っています。 |
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