鴛鴦呼蝉庵日乗 2003
  2003.08.17  待ち合わせ 
 

 待ち合わせの時は、十分に打ち合わせした方がよいでしょうというのが今日の話。
 何かというと、大平浩哉先生と待ち合わせをしたのですが、いつもなら遅れていく私が、なんと時間通り、いや、1分早く着いてしまいました。で、その喫茶店は1階と2階とあり、1階を見たらいなかったので、2階に上がりました。で、いないので、そのまま座ってしまったのです。きっと先生は来たら、2階を探してくれるというのが間違いでした。
 10分しても先生は来ません。20分しても来ません。30分しても来ないので、さては1時30分というのを間違えて伝えてしまったと思って、観念しましたら、40分後、ひょっこり先生が顔を出しました。「あれまぁ、下でずっとまってたのですよ」と。心配で、遅れるとの連絡があるかと、電話を先生の自宅に掛けたとのことです。
 普通はこういうときに、1階にいますよね。なんでかその時、私は2階がいい思ってしまったのが大間違いの始まりでした。その後、しきりに謝りました。

 大平先生との話は、今回の先生の御著書で、中教審や教科審に対して、意見を言うことを目的としています。これまでの文部行政に携わったことから、いろいろと考えて、今こそ、国語教育を学習指導要領から変えるべきと決意したとのこと。こういう発言はとてもいいことです。
 で、いろいろと意見交換。「どう教えるからから、何を教えるか」については誤解されることも承知のようでした。そして、フランスの国語教育にはいい点がたくさんあるとのこと。このようにしっかりとして、意見を言うという姿勢にはいつも敬服しています。私もどうかしないといけないですね。

 いや、それにしても、大失敗の午後でした。

 その後、田近先生の研究会に参加。総合主義について意見交換。なぜ総合主義を研究するか、など、深い意見交換でした。

 明日から仕事ずくめ、それに肉体労働です。そのあと頭脳労働が数日。忙しい日々となります。

 3:00就寝、9:30起床、6:30睡眠。


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