鴛鴦呼蝉庵日乗 2003
  2003.10.07  嘘と優しさ 
 

  部屋のレイアウト、CD-ROM、CDなど細かいものを移動すると、時間がかかります。それと書類の選別でほぼおわってしまいました。明日はパソコンの移動です。

 朝から机の移動で、昼には寒いところに立って、昨日の本の移動で、寒いところで汗をかいて、という重なりで、今日は一日頭痛。風邪ですね。いろいろと仕事が重なってきて、一つ一つがまた時間のかかることだから、見通しがつきません。一日、48時間は欲しいですね。寝なくてもいいのですが、最近は寝ないと、ふらふらとしますから、寝るようにはしています。

 一生懸命やっている人がいて、その人と一緒にがんばっていて、でも、どうしても用事があって少し休む時、それも趣味等で休むとき、やはり言いにくいものです。でも、何年もかかっての楽しみ、あるいは一年近くの楽しみだったら、なおさら、葛藤があります。相手も、一生懸命やっているから、その気持ちを大切にしたいからこそ、本当のことを言えず、その人の意識を下げさせないで、休むには嘘をつくことになります。でも、その嘘は自分には嘘ですが、しかし、相手への思いやりがあります。やさしさが嘘となって伝わります。そういう場合の嘘とは優しさであって、だますこと、詐欺とは少し違う気がします。わがままでもなく、その思いやりが感じられるから、嘘であっても、それは、心が温かい人なのではないかと、判断しますね。
 思いやりは結果にも出ず、顔色にも出ないので、察していくしかありません。でも、その心遣いがなんともいえが、幸せな気持ちになるのは、自分でなくても、他人の行為でも、心を動かすことができるという証明なのでしょう。

 励ますつもりが、実は、自分を励ましていたりします。励ましていくことで、相手が元気になると、自分も元気になる。そういう循環があるから、人と話をするのでしょうね。

 2:30就寝、7:00起床、4:30睡眠。


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