鴛鴦呼蝉庵日乗 2003
  2003.11.07  蜜柑 
 

 職場の机の上に蜜柑を並べてみました。5個です。そうすると、通りすがりの人のだいたいが「蜜柑」と言っているのを聞きます。机に蜜柑があるのが面白い、多分それも、5個もなんでいるのが面白いのでしょうね。そんなに食べるのかというよりも、蜜柑が並んでいるということ自体が、非日常であるからでしょう。それは、見る側の意識、つまり、まさか机の上に蜜柑が5個もならんでいるわけないという、すでに刷り込まれた意識があって、その意識に合わない現象があると、違和感を感じるからでしょう。その違和感はそのまま違和感ということにもまとめられますが、しかし、ここでその違和感から、なぜ自分は違和感を感じたのか、それは自分に固定概念があるからではないかと、こう考えると、考える言うことの思考作用ができますね。対象を自己の意識の分析に使うことができると、かなり高度ですね。そういう作業を続けて見たいと思います。

 久しぶりに、瀬賀さんに会いました。科研費ではかなりお世話になりましたが、瀬賀さんのいろいろな配慮で助かりました。部署が移られたとのことで、今度、職場に伺おうと思います。

 坂口さんの研究が佳境に入ってきました。あと一年ぐらいで論文になりそうです。研究する人がまとめていくのは励みになります。

 手作りのパンプキンケーキをいただきました。半割のカボチャを電子レンジで温めて、皮をむいてほぐし、それを焼いたのですが、厚手のケーキでした。熟練でしたね。そういう技術を早くから身に付けるのはいいことだと思います。

 で、その席上、20年後という話になって、私が20年後はどうなっているかと、そこである人が「引きこもっているのでは」と。確かにそうかもしれませんね。家か図書館か。今でも、経済的な余裕があるのなら、引きこもるでしょうね。家か図書館かわかりませんが。でもそうなると、鬱になりますから、今のままなのかもしれません。

 浜本先生の研究室で研究会。今日は22:30まで。遅くなってしまいました。奥様に申し訳ないと。明日は浜本先生、都青国研の研究会で講演です。

 最近の昼は、おにぎり1個なのですが、それにみそ汁をつけます。インスタントです。しかし、みそ汁が熱くて、よく、口の中、上の歯の裏の皮膚がはがれてしまいます。皮膚はもともと弱いので、少しさましてから食べようかと。

 かなりの疲労ですが、風邪もあるのでしょう。どこかで休まないと詰まりますね。

 手が荒れてきました。水仕事をすると、もう、指が切れてしまいます。で、人づてに「ヴァセリン」がいいと聞いて、購入。280円は安いですね。水仕事も多いですし、紙を扱うので、すぐ手が乾いて切れてしまいます。冬はクリームがないと、ひどく切れるので、早めに処置したいと思います。

 辛いことをかかえたまま、そのままにするのは、難しいですね。どこかで、一挙に発散しないと詰まったままです。

 3:30就寝、7:10起床、3:40睡眠。


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