鴛鴦呼蝉庵日乗 2003
  2003.12.14  ダンボール   
 

  ゴミの処理が細分化されてから、日によって出すものが異なります。段ボールの処理が一番大変ですが、その中でも、段ボールなのか、紙ダンボールという化粧紙なのか、判断に迷うときがあります。一番新しいものだと、ダンボール表示があるので、それに従いますが、しかし回収の際に違うという指摘があったので、今は迷ってます。

 住民税が10%に。所得の少ない人にも税金がかかるので、所得税を低くということですが、果たしてそうなるのでしょうか。以前にも、パートタイム労働者から年金や税金を取るという案もありました。そうなると、年収で所得税にかからないぎりぎりでスケジュールを入れているパートの人もいるわけで、家計に負担がかかります。家計のため、子どもの教育費、マイホームのためにがんばっている主婦層に負担になりますね。現在の18歳人口では働き続ける意識よりも、家庭で主婦をする意識の方が多いと聞きました。そうなると、負担はそういう女性に偏るわけですね。
  女性への負担は金銭的なものだけでなく、精神的なものも増えていると思います。電車での痴漢行為は犯罪ですが、多くの駅での鉄道警察や駅員、警察では、加害者の男性のことを「相手も家族や会社があるから」といって、示談にしようとします。もちろん、駅員や警察が示談にするというのも、おかしな話で、違法ですが、こういう場合が多いはずです。で、女性は泣き寝入りとなります。かといって、そういう痴漢のために女性用車両を京王電鉄のように作るということは、あまりされていません。朝の車両に1両は必要です。痴漢被害の率は、申し立てがないから、少ないように見えますが、実質はかなりの数ですから、軽微であっても、強盗と同じぐらい懲役10年程度にすべきではないでしょうか。
  あるいは、痴漢をすると恐いという恐怖心を入れるか。痴漢された人が思いきって、相手を追いつめて、復讐する。結局これも犯罪を犯罪で倒すので、意味がありません。痴漢の被害を受けて裁判に持ち込んでも、その時の状況を克明に証明することから、いやなことを思い出させてしまいます。
  いくら男女均等、参画社会といっても、痴漢のほとんどが男性であり、そして被害を受けるのが若い女性であることから考えても、対策を早めに講じる必要があります。
  テロ防止も必要ですが、痴漢もよく考えれば治安意識や政治意識を下げている原因にもつながる可能性がありますから、痴漢もテロの一つと考えていいのではないでしょうか。文化的なテロですね。
  女性への負担、主婦への負担が多いと、出生率にも関わります。子どもの出産は病気ではありませんから、保険がききません。50万から80万円もしますが、そういう費用がかかり、なおかつ妊婦にも住民税などかかりますから、負担は増えるばかりです。このままだと出産する女性が減ってしまいます。女性が安心して出産できないと、社会はどんどん労働人口や文化的産物など衰えていきます。また、教育もよくしていかないと、政治的な手腕やバランスのとれた人がいなくなります。
  もちろん教育自体がいいかどうかは、学校のみならず、家庭や地域環境によります。現在の政治への不審もそうですね。政治家にろくな人はいないという意見が聞かれ、さまざまな状況になっているのは、それは、アメリカ型資本主義の崩壊もありますが、それよりも、政治という組み立てに無理があるからです。参議院、衆議院とも定員を半分に減らし、行政も民間に委譲できる部分は回し、そして地方政治の住民サービスを向上させることが先決でしょう。地方行政にどんどん委譲させていくべきです。地域によるサービスの内容は異なるからです。
  安心して住める社会とは、犯罪がなく、そして日々の生活で窮しない、そして文化的にも豊かであり、コミュニケーションが円滑にできる場所でしょう。

 エアコンが壊れました。かなりの年数を使っていたので、夏に冷房がおかしくなってきて、冬はどうかと心配していたら、突然の故障。今までのように、コンセントを抜いては入れてを繰り返しても、だめでした。明日、買いに行く予定です。

 いろいろなことがだんだん年末モードになってきました。

 この日乗のデザインもこれでしばらく固定になりそうです。

 3:00就寝、10:00起床、7:00睡眠。久々の長時間睡眠でした。

     
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