2004.01.08  満月   
 

 今日は満月でした。満月とその前の日は注意日とされていて、科学的な根拠はありませんが、事故が多いとか。潮汐力の関係らしいですね。で、満潮、干潮でも大潮の時は出産も多いとか。引力の関係らしいです。そのせいか、7日と8日と世間では事故が多く、電車の遅れもありましたね。事故といっても、人為的なものはこの場合数に入れないようです。
  もっとも、それに寒さもありますね。昨日の寒さからして、急に寒暖の差から、体力的に持たない人は、風邪をひくことになりますし、小動物では変調を来すこともあるでしょう。

 ここは、職場の人も見ているらしく、ネタになりやすいので、あまり近辺関係は書かない方がいいのですが、まあ、恣意的に書くわけではないから、適当な範囲で。つまり、他人よりも自分のことについて書いていけば、差し障りないですね。他人のことを書くから、読む方はいくらでも惹きつけて読みますからね。でも、そんなことを考えて書いても、書く方はつまらないですね。ある意味では、読み手は安心と楽しさを期待しますし、その反面、毒も期待しますね。毒舌というのは、気持ちいいからでしょうね。攻撃は基本的に楽しいのでしょう。だから、「辛口」の批評なるものは受け入れられる。ただしそれは批評としての正当性というよりも、娯楽的な意味での「辛口」ですから、すでに読み手、鑑賞する側はそれを娯楽としての空間で意識しているので、そうなると、演ずる方も演技で、見る方も演技ですね。その演技と演技の空間なのに、現実に引き戻すと、しらけてしまう。だから、あくまでも、空間性なんですね。
  ネットでもそうでしょう。この空間性があるから、その娯楽して、楽しみとして書いたり読んだり、公開したり。その繰り返しです。なぜなら、電力発電を切ってしまえば、ネットは使えませんからね。停電は、ネットの敵です。それほど、ネットは脆弱なものです。脆弱故に、楽しいというのもありますね。危ういものこそ、楽しさがある。それは古代から人が見ていたものですね。はかなさにこそ、美を求めたのかもしれません。それは、はかないからこそ、その短い命を惜しむのでしょうね。
  桜がその典型例ですね。短い命だからこそ、その桜の美を愛でる。桜が一年中咲いていたら、それほど集中して人気になることはありませんね。そういうものです。
  この演じる側と見る側の演技という側面は、アイドルへの熱狂的なファン行為にも言えますね。あるいは、タレントへのファン、スポーツ選手やチームへのファン、アニメや漫画へのファン、キャラクターへのファン。そういうものも、演ずる舞台が用意されていて、その舞台の裏にある昼ご飯や夕ご飯、入浴や睡眠や日常の買い物。鼻水をかむとかいう行為はどこにも入りません。つまり、100%の状態ではなくて、あくまでも演ずる側の立場にある舞台のみを見ているのであって、その背後ではありません。スポーツ選手の芸能大会も年に一回あるから楽しいので、それが毎日だと、タレントになりますね。意外性を期待しているから楽しいのです。
  このファンが引いていく、あるいは上がるともいいますが、上がること、やめることとは、どういうことなのか。嫌になってやめることもありますが、多分、いやになるよりも、他の面白い物に意識が移っていくから、今までのものがそれほど楽しく感じられなくなるのでしょう。嫌いになるよりも、興味が薄くなっていくのです。タレントもそうですし、アイドルも、アニメも漫画も。人間もそうですね。嫌いになってやめる前に、すでに好きでなくなる、つまり興味がなくなります。それは人の感性ですから、成長とともに変化しますね。
  で、その変化自体は別に不思議はないのですが、この変化しないもの、たとえば夫婦のような恋愛が続くというのは、実は続くのではなくて、日々の新しい変化があるからなのでしょうね。同じなら飽きる。同じでないから飽きない。そういう繰り返しで、続いていく。それも、何十年も。そういうものですから、ある意味では、依存意識、自分の存在感を示すからこそ、そういう恋愛とは続くのかもしれません。
  その続く理由をもう少し見ていくとそれは、期待ですね。期待しているからこそ、その期待に応えていくものは楽しいのです。アイドルもアニメも漫画もドラマも。その期待、期待とは期待そのものでもありますし、あるいは期待をはずれるほど、予想だにしない展開への楽しさもあります。その意外な楽しさというのは、変化ですね。それが予想の範囲、いや予想というよりも、自分の今までの経験の中にあるものに収まってしまうと、つまらないと感じてしまいます。新しいというのは、今までにないのではなくて、今までしらないことが新しいのですから、人によっては新しい、新しくない、つまり、楽しい、楽しくないという意識が生まれますね。

 「ファン公式」という関係の本がたくさん出ます。アイドルもそうでし、機械もそうですね。そういう公式というのは、楽しんでいる対象の意外性を求めるからで、知ってる範囲だと、つまらないと感じてしまいますね。その意外性というのは、求めていく何かに感じていくからこそ、楽しいのであって、意外性がつまらないと感じることもあります。その分岐は、もう少し見ていく必要があるでしょう。

 満月の夜。いい夢を見られますか。

 夢の話を少し。年末に地震の夢を見ました。翌日、北海道で地震があったとのこと。最近はこういう予知夢的なものは見なかったのですが。阪神大震災は前の日から、胸騒ぎがあって、で、その日、早めに目が覚めてしまい、テレビを見て、これは大惨事になると思いました。あの時の雰囲気ですね。予知できないのですが、感じてしまうところ、きっと地震だと、P波があるからでしょうね。P波はその時だけでなく、事前に発生しやすいというのが、私の勝手な考え。科学的根拠はありません。

 今日は職場で会議。いつもながら、会議は寝てしまうのですが、今日はいびきをかいてしまいました。自分のいびきで目が覚めましたが、ふときづくと、そばで寝息も聞こえました。まあ、同じような人はいるものです。

 今日は寒かったですね。帰宅してから、一仕事しようとしたのですが、あまりにも寒くて、足が震えてました。足や手が特に冷える性質なので、冷たくなって真っ赤になります。で、手荒れを起こしやすいので、注意していたのですが、ついに右の掌に霜焼けが出来ました。今年は早めでしたね。その割れた皮膚に繊維や紙がひっかかって痛いのです、クリームを頻繁につけています。手に来ると、次は足ですね。2月にはきっと足の霜焼けが出てきます。寒いと、息を止めて動きますが、それが心臓にもよくないですから、注意してとりかかることにします。部屋の乾燥も問題ですね。濡れタオルを干す場所がないので、作らないと。

 だらだらと書いてしまいました。だらだらは好きですね。あれこれ考えていないから、こうオチもなく、書けますね。人生もそういうものです。こういうときに、途中で止めて適当な雰囲気で終われば一流ですが、こう、書き続けていくこと。沈黙は美ということを破るのも楽しいものです。むかし大学の先輩が「男は黙っている方がかっこういいのよ」と言ってましたが、そういう期待をはずのは楽しいことです。もっとも、沈黙するのは疲れているときと、相手と話したくないときですから、単純ではありませんね。

 5:00就寝、7:00起床、2:00睡眠。
  朝食、七草がゆ。昼食、りんご1個、みかん2個。夕食、なべ。カスピ海ヨーグルト。

     
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