鴛鴦呼蝉庵日乗
2004.04.10  名文

 ここのところ、外食が多かったので、体重が増えてしまいました。ところが、体脂肪率は体重の量に比例して低下不思議です。で、体重が増えたのが、太もも。なぜか。運動したわけでもなく。椅子の生活になってから、太もも周りが増えた気がします。

 今日も書類仕事で、終わり、途中、会議で、意見交換。調整というのは、難しいと確認。職場の流しの改良計画、ほんの少し、変えただけなのですが、これが好評。ちょっと整理するだけでこれだけ、奇麗になるのですね。それで意識が変わればいいので、そのためにやっているようなものです。

 目標に向けてがんばりたい人がいて、でも、途中で辛さ故に挫折してしまう。希望があるのに、それを伸ばしていけない、そのために、ガイドとして縛りをかける、そういうことは非難されるような束縛ではなくて、むしろ、力を発揮するような、体制だと思います。議論の中で、いつも気になるのが、枠を作るひとの意識ばかりで、枠の中に居る人の意識を考えないこと。それは、うさんくさい、何かを感じさせます。つまり、わかっているのかということですね。
  人の迷惑もあります。人とは、その人のみ、多くの人ですね。天候が悪化するのに、気軽な服装で登山して遭難して、救助される。救助する側は、天候の悪化のなかも、なんとか助けたいと思うが、なかなかうまくいかない。その繰り返し。上った人は、そんなに迷惑をかけるとは当然思いません。それは、想像力がないからですね。でも、迷惑はだれでも掛けているので、その迷惑の度合いかもしれませんね。
  迷惑と考えると人の意識もあるかも知れません。

 少し前の国語表現受講者が訪れました。京都の芸術系大学で舞台芸術を学ぶとのこと。名文悪文ノートなど、懐かしがっていました。
  もう、この講座、10年目の昨年度で終了。幕を閉じたのですが、10年間の約300人がどのような活躍をしていくか、これから楽しみです。表現の道に進んだ人は少ないですが、出版社、演出家、広告作成、芸能人、音楽セラピー、コンピュータエンジニア、モデル、さまざまです。言語表現ならずとも、それぞれの道を進んでいくのでしょう。
  今だから言えますが、名文悪文ノートなるもの、実は、名文悪文を集めてくるようにみえていて、集めてきた文に対して自分の意見を書くことが中心になっています。つまり、名文悪文ノートとは、集めてきた文章が名文悪文ではなくて、集めた文章に対して、書いている自分の文章が名文になっていくのです。それがわかるかどうか、きっとそれは先のことでしょう。

 引き続き、名文の話です。新年度準備で、ふと机の中を整理したら、昨年に作ったプリントが出てきました。何人かの作品が出ていて、その中に、空気感のある文章が。いい文章は時間を超えて読んでも、いい文章です。それが個性なのですね。

 明日こそ、締め切り原稿の完成です。

 3:50就寝、7:10起床、3:20睡眠。
  朝食、なし。昼食、パン1枚。夕食、ごはん、みそ汁、かつおのたたき。夜食、なし。

 
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