2006.1.11 成長という観点から読みを説く | |||
成長という基準で、物語やドラマ、映画、アニメ、漫画を見ていくと、成長ということは、主人公の成長のみならず、鑑賞する側、考える側の成長ということも構造的に理解していくことにほかなりません。その構造自体を理解できるかどうか、どういう人物に描いているのか、語りの構造というものを理解できるかどうか。そこから自分は何を見いだすのかという付加価値までを考えていくこと、それらの相対的なそして部分的な理解が、探究へとつながるのですから、エセ読みであっても、探究ということ自体に深い理解があれば活動としての根拠はあると思います。 みんな仲良しということよりも、せめぎあい苦闘し合った末での共生である方が成長になります。いじめもいじめた人への懲罰ではなく、加害者、被害者共にそれを乗り越えて成長していくことが可能かということが帰結点ではないかとも思います。程度にもよりますが。この乗り越えるべき壁、つまり鏡としての機能が、読むという行為の本質ではないかと。 書類申請のラッシュでてんてこまいです。 [今日の記録] |
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