鴛鴦呼蝉庵日乗

2006.09.24  ユニバーサルデザイン

 ユニバーサルデザインによるフォントのチラシを見ました。イワタの「イワタUDゴシック」ですが、松下電器産業のこれからの製品はこのフォントによって(多分、多少コーポレート用に変更してあると思うのですが)表示されるということです。ということで、たしかに、遠目に見ても誤読が少なくなっているように感じます。ディスプレイ用としたらいいかもしれません。本文用は来年の発売なのですが、この表示用だけでも十分の気がします。表示に使う、特に外来者や一般の方の目に止まる場合は、こういうユニバーサルデザインによるフォントがいいと思います。これからは他社もUDのフォントが出てくるでしょうから、どういうのが出るのか、楽しみです。

 ヘッドフォンのイヤーパッドが劣化でぼろぼろに。張り替えが可能か電話してみますが、値段によっては、あきらめることになるかもしれません。こういうときに交換式の方がいいと思いますが、新製品を買えと言うことなのでしょうか。多分、交換する費用よりも、新品の方が安かったりします。

 九成宮醴泉銘を調べていたら、「李鴻裔本」があって、端氏ではないかと不明でした。李祺本ではありませんから、海内第一本か別の宋拓かと思いつつ、ようやくこれが三井家蔵書であることがわかって、海内第一本と判明。やはり、李祺本よりもこちらの方も人気はまだ高いようです。
  というのも、例の歐陽詢の「郎官石記」の偽物ですが、「無」の字が行書なので不思議に思い、張旭の「郎官石記」を見ると、すべて楷書です。このあたり、後の世の人のいい加減な作字であるような気がしてきました。いよいよ、おみやげ物用の偽物らしくなってきてしまいました。それでも、歐陽詢らしさは残っているので、まあいいのでしょうか。今週で決着を付けないといけません。どうするか。とりあえず、二玄社の書跡名品叢刊の張旭を購入。比較することに。まだまだ終わりません。

[今日の記録]
睡眠時間:5:00就寝、8:30起床、3:30時間。
天気:晴
最高気温:24度

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