昨年の春から本格的に続けていたプロジェクトが、昨年10月26日にひとまず終えて、今年2月26日にようやく目処が付きました。そして、3月25日にようやく完了。その間、10月27日から次なるプロジェクト、総合目録を開始し、1月末にようやく完了。その後、2つのプロジェクトを同時進行し、そして3月に入って科研費の仕上げ。最後は浜本純逸先生の退任記念研究会の開催、そして浜本先生のお引っ越しで幕を閉じました。
研究会では、研究発表、シンポジウムともに充実した内容でした。シンポジウムでは、現場から、研究者から、行政側からという三者の意見がそれぞれ重なり合いつつも、それぞれ将来の国語教育を示唆し、未来はどうあるべきかを考える指針を持ち得たと思います。シンポジウムの内容についてはいずれどこかでまとめたいと思います。参加者の中に、倉澤栄吉先生、五十井美知子先生、中原國明先生、湊吉正先生、小林國雄先生、田近洵一先生、および多くの先生方にお越し頂きました。事務方をしていたので、お話が出来ず残念でしたが、次にお会いしたときは、国語教育についてお話を伺いたいと思います。
パーティーでは、倉澤先生のお言葉や田近先生のスピーチなど、これからどうすべきかを考えさせられる内容でした。渓水社の木村さんや、元大修館の円満字さんもお越し頂きました。
一部始終については後日に機会があれば記したいですが、とても充実した会でした。
浜本先生がお越しになったとき、大隈講堂の前でお迎えをしました。その年、全国大学が早稲田大学で行われ、事務方としていろいろな仕事をすることができました。今回も、事務方としていろいろな仕事ができ、勉強になりました。そして、3月28日、浜本先生が早稲田大学を去るときにも、大隈講堂前でお別れしました。これからは、あまり頻繁にはお会いできませんが、それでも、いままでのお教えを展開し、発展し、国語教育学の本質と未来像の建設に向けたいと思います。
多くの方のご協力、ご支援に感謝し、3/26の研究会の御礼を申し上げます。
研究会の次第です。
博士論文公開発表
『国語教育文献総合目録』等出版記念
浜本純逸先生退任記念
国語教育研究会
浜本純逸先生は本年3月末をもって早稲田大学を退任なさいます。「広い視野から問題を眺め、変わり行くものの中に
変わらぬもの、流行の中に不易なものを見出していこう」という先生の国語教育研究の方針を発展すべく、歴史を踏まえ
た研究発表と、未来への展望を開くためのシンポジウムを開催いたします。終了後にパーティを用意いたしました。年度末のお忙しい時期ですが、ぜひご参加下さい。
発起人 松崎正治・田中宏幸・坂口京子・黒川孝広
■2008年3月26日(水)
■早稲田大学
□研究会 13:00―16:30 16号館501室
13 :00―14 :00 博士論文公開発表
(1)学位論文「〈解釈〉と〈分析〉に基づく文学教育論の構築―新しい解釈学理論を手がかりに―」について ―〈解釈〉と〈分析〉の統合に関するリクールの論考を中心に―
鶴田 清司(都留文科大学)
(2)学位論文「戦後中等教育における「国語科」構造の研究―新制高等学校「国語科」の成立と展開―」について ―「文学編」「言語編」分冊教科書の研究を中心に―
幸田 国広(法政大学第二中・高等学校)
14 :00―14 :20 休憩
14 :20―16 :30 シンポジウム
「国語教育の未来を開」
(1)リテラシー(学力問題)…本橋 幸康(国立教育政策研究所)
(2)コミュニケーション(メディア)…難波 博孝(広島大学大学院教育学研究科)
(3)言語(小学校での英語、多言語)…山本 直子(埼玉県所沢市立南小学校)
コーディネーター…松崎 正治(同志社女子大学)
□パーティー 17:00―19:00 26号館 レストラン「西北の風」
[今日の記録]
睡眠時間:4:30就寝、11:00起床、5:30時間。
天気:雨のち晴
最高気温:10度
最低気温:6度
花粉少なし。 |