鴛鴦呼蝉庵日乗

2009.09.14  想像

 夕方に工場前を歩いてたら、工場のフェンスが縦の格子になっていて、そこに丁度、工場側から夕日が差していました。そこを歩いていると、その格子がシャッターの役目をして、日差しを遮るのですが、歩く速度が速いと、フラッシュのようにチカチカとしてきます。急いでいたので、早い点滅に感じてしまい、瞼を閉じても、日差しの明るさで赤くなり、暗くなりの繰り返しで、気分の良いものではありませんでした。手で日差しを遮ってようやく、通り過ぎることが出来ました。多分、同じ思いをした人は何人か、あるいは多数いると思うのですが、しかし、話題になりにくいものです。
  作る人には分からなくても、思わぬ条件によっては、いろいろと影響することがあります。その全てを考えることは難しい。ただ、そのように感じるだろうということは、そのフェンスの前を歩くことを想像できるかで、太陽の位置、風雨、その他の四季折々の情景を思うことが出来るか、その体験と想像力にかかっていると思います。
  創造的な人こそ、想像力は豊かではないかと。

[今日の記録]
3:30就寝、6:45起床。
天気:晴
最高気温:26度
最低気温:19度

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