NEWS 2000.04.16
[特集] 落花生と時間
最近、甘栗をむいたものを商品として売られています。たま、ピーナッツも薄皮をむいたものが売られています。昔は、こたつに入りながら、落花生のからを割って、薄皮をむいたものです。当時は千葉からの行商の方が玄関にきては、一袋置いていったものです。その落花生を割って、テレビを見ながら食べるのですが、その殻が溜まると、食べるのをやめます。殻はどれぐらい食べたのかの目安となるものであります。そして、もう一つ、殻を割る時間というのは、ちょうどいい合間となっているのです。甘栗もそうです。甘栗をいくつか置いて、それを割って食べます。割るときは、指が汚れて困りますが、それでも、爪で割目を入れて、何度か試したりして試行錯誤しながらも、工夫しながら割ります。だいたい、新聞の広告用紙で包める程度に殻が溜まるとそこでやめます。ちょうど、食べる量が目で分かります。
殻を割るというのは、食べる量と、時間ということもあり、消化や食べ過ぎを防ぐこともあります。むいてある甘栗は、どんどん口にいれてしまいます。ピーナッツもそうです。どんどん食べてしまいます。殻をむくということ、皮をむくということ、そこには、食べ物の構造を知ることのみならず、食べる量を制限する行為、そして、消化のために時間をとるという行為があります。急いで食べる習慣がついてしまっている現在に時間をかけて食べることも必要です。
便利と言うことは、必ずしも必要なことではありません。皮をむいて便利は便利です。でも、皮をむいて売っているバナナはありません。皮をむいてあるスイカもありません。皮はおいしさを守るものなのですが、皮をむいて食べることも食べるという行為です。もちろん、すべてにこのことが当てはまるとは限りません。エビの殻などは、むいてある方が食べやすいです。エビやカニは、殻をむくことで、かなり面倒です。その意味では甘栗や落花生の殻をむいてあるのは、便利でしょう。
ただ、甘栗や落花生、銀杏等は殻をむくことの時間もなかなかいいものではないかと思います。
だんだんマニュアルが必要となるほど複雑化した社会となっています。その中で、このような本があることも一つ情報と人間の関係を考えると面白いものです。まだ、見てもいませんが、のぞいてみようと思う本です。
入門書ではありますが、構造主義の方法については、もう一度考察する必要があると思っています。これもまだ見ていませんが、のぞいてみようと思う本です。
今、ちょっとお金がないのですが、お金ができたら、買いたい本です。活字に興味があるので、活字の一覧があるとなおよいのですが、これも見ていないので、まずは、見てから買いたい本です。
高宮さんは、図書館についての研究家で、たしか慶応大学にいたような気がします。本と人との関係というのは興味があります。読書学会とかも興味がありますね。歴史的にどのように人と本がかかわったかというのは、考察する時代ですね。メディアが広まったので。これも見ていないので、見てから買いたい本です。
語りの本は好きです。高村光雲「幕末維新回顧録」や、「明治百話」など読んでます。これも、ぜひ読みたい本です。語りというのは、その人の雰囲気が伝わりますから、書き言葉とは違った味があります。これも、来月ぐらいには買いたい本です。
西田龍雄さんの本は、買ったことはないのですが、どうしても気になります。西夏文字の研究で有名ですが、またその印刷わしたのが、中西印刷ということで、これも興味があります。本を出す時は、印刷は中西印刷にまかせたいです。この本は、買う予定はありませんが、図書館でちらと見たい本です。
語りの本は好きです。高村光雲「幕末維新回顧録」や、「明治百話」など読んでます。これも、ぜひ読みたい本です。語りというのは、その人の雰囲気が伝わりますから、書き言葉とは違った味があります。これも、来月ぐらいには買いたい本です。
DVDが最近流行りつつあります。ビデオよりも高画質できれいだという理由です。ノイズレスで、高密度走査線に適応するのなら、これほどいいものはないでしょう。テレビがもっと高画質にならないかと願っていた私にとって、デジタル化とDVDが安定し、画像がきれいになったら、導入しようかと思います。