(発表資料)
1.教材プリントに記入し、提出させる。
2.何名かの作品をプリントし、配付する。
3.よかったものについて、その理由を根拠を挙げて説明する。
4.全体を通して、よかったものを帰納し、発想や表現の方法を分類する。
発想 発想力・創造力に重点を置いたもの。
思考 論理力に重点を置いたもの。
表現 書く、話すなどの技法に重点を置いたもの。(狭義の表現)
作業:「風が吹くと」から続けてその過程を文章で推理する。
評価:発想の大胆さ。過程の多さ。
教材:「次から次へと結びつける発想力を養う。典型的なものに「風桶論」がある。@風が吹くと砂ぼこりが立つ。(略)F桶家が繁盛する。[風が吹くと桶屋がもうかる]」「風が吹くと→」
生徒作例)
風が吹くと窓がガタガタする→ガタガタとゆう音で赤ちゃんが起きる→赤ちゃんが目を覚ますと泣きはじめる→泣き声を聞いて母親がかけつれると赤ちゃんにミルクを与える→ミルクを与えすぎると肥満になる→風が吹くと肥満になる
作業:最初と最後が決まっていて、その過程を単語で連想する。
評価:単語の多さ。複線の多さ。
教材:「今回は単語で結合させてみる(複線型でもよい)。全体で20語以上使用のこと。例)富士山→雪→白い→ダイコン」
作業:漢字語句の熟語の頭の文字と末尾の文字をしりとり式に結合させて、単線で熟語の構成分析能力を伸ばす。
評価:熟語の多さ。元にもどらなくてもよいことにする。
教材:「漢字の二字熟語を例のように結合させ、ぐるっと回してみる。(20語以上)ただし、辞書は使わない。造語をしない。固有名詞を使わない。例)・・・結合→合体→体力→力点→点画・・・」
作業:「象を冷蔵庫」に入れる方法を考える。現実的、非現実的でもよい。
(この後で分類すると、より発想の観点が理解できる。)
評価:発想の多さ。発想の豊かさ。
教材:「象を冷蔵庫に入れる方法を考える」
生徒作例)
冷蔵庫を「冷象庫」と名前を変える。象を切って入れる。象の子どもをいれる。冷蔵庫を大きくする。象をスモールライトで小さくする。象の写真を入れる。
作業:マンガ雑誌、飲み物、食べ物、店などをホジショニングで分類し、傾向をつかむ。
評価:素材の多さ。分類・分析の深さ。
教材:(略)
作業:ウルトラマンとドラえもんについて、良い点、悪い点を考える。
評価:指摘の多さ。
教材:「ウルトラマンとドラエモンを意味付ける。正・反で行う」
生徒作例)
[ウルトラマン]正)正義の味方。反)足場を確保するためにビルや駅を壊している。
[ドラえもん]正)のび太をいましめてくれる。反)道具が違うのは無駄使い。
作業:テレビ番組や歌手・バンドなど流行のものについてヒットした理由を考える。素材の問題点、享受する側の問題、社会や時代環境の問題について分析する。
評価:分析の細かさ。
教材:「ヒットの理由を考える。そのもののよさ、受け手が期待するものは何か、時代や社会状況の影響はあるかの3点から考える」
作業:指定した場所に店を経営することにして、その企画を考える。考える内容は、販売(営業)内容、商品、売価、客層、レイアウト、チラシなど。
評価:店の独自さ。計画の緻密さ。
教材:(略)
作業:日常で気付いた表現を書きとめ、それについて、○×などで評価し、感想を書いていく。
評価:素材の範囲の豊かさ。感想の多さ。
教材:「名文悪文ノートについて
目的 表現力をつけるために身近な表現を探し、発見し、言語への興味を持つ。また、それを自分で評価することで、自分の評価主体を確認する。そして、自分で表現を書写することで、自分のノートを作成することに興味を持ち、自らが学習する態度を身に付ける。
方法
@発見 日常生活の中で、あらゆる表現を探し、発見する。本や雑誌などの文字言語や、テレビやラジオ、音楽、会話などの音声言語の中から自由に選ぶ。たとえば、歌詞でも電車の中の広告でもかまわない。但し、日本語のものとし、外国語の場合は日本語訳をつける。
A評価・感想 自分でいいと思うか、よくないと思うか判断する。評価は○×を基準とするが、どちらとも言えないものについてはあいまいな評価のままとする。そして、なぜその評価をしたかの理由や感想などを書いておく。
B記録 ノートを一冊用意し、そのに毎日一つずつ表現を書き写す。項目は、通し番号、日付、評価(○×など)、表現、出典、感想。
生徒作例)
○「一生懸命な命の側にはいつも死があり、適当な命の側には堕落がある。」畑正憲
すごい重みのある言葉だと思う。頭にガンッと来た。
○「大人は自分の子供の頃の事を忘れています。この忘れるというのは、子供の心を持っていないという事ですね。最近、一生懸命何かに打ち込んだり、思いきり泣いたり笑ったり、怒ったり、感動したりしましたか。」ロバート・ハリスのラジオ
自分では、絶対そんな風にはならないと思っていたのに、さっき気づいてしまって哀しいです。自分では「子供心を忘れた大人」にはならないと思っていたのになぁ。今の私は、その心を忘れかけています。先日、中学時代の同級生に会って話をした時に、「家で普段何してるの?」ときかれ、「えっ・・・・。そうだね、ご飯食べて、ちょっと勉強して、雑誌読んで、音楽聴いて、寝てる。」と答えて、はっとしたのです。なんだかつまらない日々を送っているのだなぁと。途中までしかクリアしていないファミコンのカセットの全クリに毎日を費やす方がよっぽど充実していると言えます。
その反面友達への手紙とかには、勢いのままその時の自分を書きつけていて、その点では一生懸命でいられているのから、まだ救われていると思ってしまいます。皆は、日記−とまではいかないけれど、その辺の紙に自分の感情や考えている事を書きつけたりしないのだそうです。それは驚きだ。私の机の引出しの中には、そういった事を書きつけた紙が何十枚と詰まっているのに。自分の気持ちを言葉に表すのも面倒だと思って(かどうか知らないけれど)、そのままにしておくなんて、それは大人へ向かっている兆候にちがいないと思います。
○「ひざこぞう」
漢字で書くと膝小僧。なんで小僧なんだからわかんないけど、膝小僧なんだよね。考えてみると笑っちゃう。そうそう、この前友達とはなしてて、私がざんぶりっていったら、何それってすごい笑われた。これはお風呂に入って、体を洗わないで湯船だけにつかってでること。こうやって説明したら、また何それ、そんな言葉しらないよって笑われた。どうやら、このざんぶりって言葉はどこから生まれてきたんだか知らないけれど、うちだけで使っていた「うちご」だったらしい・・・・。
作業:桜の花びら1枚を実際に見て、文字だけで表現する。次に友だちが書いたものを見て、その通りに描いてみる。
評価:友だちがみてわかりやすいかどうか。わかりやすく相手に伝えるということが理解できたか。
教材:(略)
作業:身の毛もよだつ表現を書く。素材に依存しないで、文字だけで相手の感情を左右できること知る。
評価:表現の可能性について理解したか。
教材:(略)
作業:依頼、ことわり、説得について具体的に書いて、話す。友だちが書いたものを読んで、実際に対面で話す。
評価:依頼、ことわり、説得には論理的と非論理的と両方あることを知る。
教材:(略)