2002.11.14 自分のため
 迷っている人は、だれかに迷っていることを聞いて欲しいのであって、アドバイスが欲しいわけではないようです。話しをするということは、聞いて欲しいことであって、何かを作るということではない。それが現代、いや、昔からの話の程度かもしません。なぜなら人間は完全な理解ができないから、自分のことを伝えることはあっても理解されることはないからです。だからこそ、話を理解してくれるよりも、聞いてくれるという人を望むのでしょう。結局は自分のために何かをする、アドバイスされても、自分に必要な分だけ取り入れる。そうなるのでしょう。自分のため、人のため、親のため。何のためにしているのか。そこが問題なのでしょう。どうするかは、自分しだい、しかし、自分のためにするには、決断できない。他人のためなら決断もできるのです。しかし、自分のためだと、判断の基準が主観的になるから、難しい。どうするか。どう生きるか。どう毎日を過ごすか。だれが、自分が。そういう繰り返しです。

 体調が悪くて、夜遅くまで仕事もしてもいらいらしっぱなしです。今朝から連続してパソコンに向かってますが、たぶん風邪のせいかだるさが頂点で集中しません。で、BGMがわりにテレビをつけると、「キッズ・ウォー4」が。同級生の男の子が好意を寄せていたと思っていたら、そうでなくて利用していただけで、それから冷たくしていた女の子がいて、ところが、ある時不良(とは思えない設定)の男の子にからまれたら、例の男の子が助けてくれた。それで、女子は再び好意を寄せたというもの。つまり、女の子は例の男の子に期待をしていたことになる。期待するがゆえに、自分の期待通りにならないから、むかつくのである。自分の期待通りにならないと冷たい態度をとってしまう、それは人間関係でよく見られることです。冷たい態度、嫌味、嫌悪。それらはすべて自分の期待があるからこそでしょう。冷たい態度を取ることもつかれること、それは逆に意識していることになります。無意識を越えて意識すること、それは結局、嫌悪でも好意でも意識の程度には違いありません。

 毎年、送って頂いている契約農家からのみかんが到着。やっぱりおいしい。昔のみかんの味です。味が濃い。ほんと、喉が痛くなるほど味が濃い。これを食べると、冬を感じます。年を越せば夏みかんも来ますから、それも楽しみ。私の好みは甘いみかんよりも、すっぱさが残っても味の濃い方がいいですね。食べた後、舌打ちしそうなぐらい濃いほうが。

 本日購入のCD。オリジナル楽器演奏シリーズはこれで終わり。しばらくはCDの購入予定はないと思ったら、今月はまだあった。
「Requiem」Norrington/London Classical Players
「Die Zauberflote」Norrington//London Classical Players
「Sym.29/.43/Wq.182-3」鈴木秀美/Orchestra Libera Classica
このままじゃ、ぜったい破産ですな。

 本の方も支払いがたまってきました。そろそろ控えねば。それよりも、体調回復が先決ですな。

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