2002.12.31 2002年
 2002年がまもなく終わります。今年は、去年の春からいろいろな苦労があって、その延長の年でした。春過ぎからいろいろ都合の悪いことばかりで、今年ほど困難な年はなかったなと思います。体調も崩しましたし、精神的にも参りました。やることなすことすべてだめだった一年です。予定もほとんど進まず、災厄ここにありとの感もありました。その間も、共同での出版もありました。来年の学会の件も決まりました。次から次と難関があったと思います。
 来年はもう少し自分を伸ばす年としたいと思います。考えもあと一年でまとめて、自分にも区切りをつけたい。終わりがあれば、始まりもあります。そういう年にしようと思います。 今年あった出来事をいい形で、活かせていけばいいかと思います。
 特に、来年は田近先生も定年ですし、浜本先生がいらっしゃる。新しい体制で研究が始まります。今年中にまとめられなかったものは来年にまとめようと思います。

 その他、趣味としてソフトの修正を来年の末ぐらいにできると願っています。最近聞き始めている古楽シリーズも、そろそろ終わりです。残りの注文したものが届けば一段落です。これも来年の話でした。

 自分の思い通りに行くことがないということを思い知らされた一年ですから、自分に相応の動きをするのが一番いいということになりそうです。可能性は何か、自立と共生ですが、研究共同体としての組織、高度な実践理論の究明、果たせぬ課題はたくさんありました。それを思うと、私も人生の折り返しをすぎてしまいました。やらねばならないこと、そして、人生をどのようにして終えるか。終わりを意識する時です。もちろん、突発的な事故もあるでしょうから、いつ死んでもいいのですが、終わり方を考え初めた、つまり残りの時間で何をするかを考え始めたのです。残りの時間で何かをしていくこと、あるいはしないこと。それらも含めて考えた年でした。来年は行動する一年としたいと思います。

 細かいことはきりがないので、また年明けに考えつくままで書きたいと思います。誰に対して書いているのではなく、不特定の誰か、自分を含めた誰かに書いてるので、だれかに当てはまってしまうこともありますが、偶然です。

 そろそろそばをゆであげようと思います。今年は例年と違って、近くのそばやさんの手打ち緬です。これをゆでて食べます。パソコンの周りの整理もまだですが、年賀状はなんとか大晦日の朝に終わりました。出し残りもありますが、あとは日付の変わりまでにやりましょう。

 ではよいお年を。

今日までのCD購入。
「真言宗智山派 お彼岸のお経/ご命日のお経/お盆のお経」
「声明(真言宗)/邦楽決定盤2000 シリーズ」
Mozart「Piano Sonatas.14-17,Etc:Immerseel(fp)」
Beethoven「Sym.4,7:Norrington/London Classical Players」
Mylin「Like Clouds In The Sky」
 この「声明」はいいですよ。以前も書きましたが、智山派の声明は旋律も、歌い方(?)も好みです。お経の方は、途中の曲(?)がよかったですね。豊山派に比べておとなしいですが、聴いていて安心するのはこちらのようです。なお、宗教の好みとCDは関係していませんので、念のため。西洋、東洋を問わず、古楽を聴きたいという意識です。ただ、東南アジアなどの古楽にまでは手を出していません。オリジナル楽器演奏資料が少ないので。

今日まで購入の図書
ジャン・ビアジェ『構造主義』文庫クセジュ
藤沢晃治『「分かりやすい説明」の技術』講談社BLUE BACKS
藤沢晃治『「分かりやすい表現」の技術』講談社BLUE BACKS
文春ネスコ編『教科書でおぼえた道徳』文藝春秋
正宗白鳥『自然主義文学盛衰史』講談社文芸文庫
松井栄一『出逢った日本語・50万語』小学館
中野光『中野光教育研究著作選集』3冊 EXP
 その他古本は多数。

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