鴛鴦呼蝉庵日乗 2003
  2003.05.09 書類提出

 今日は、遅れて大学へ。それで、立て続けに書類提出。一度いったら、そのときに申請書類があって、また書いたら提出。その中で学会宛の国際会議場の振込書類が来てましたので、すぐに佐渡島先生に渡しました。あとは理事会の人数と院生配置ですね。それにしてもあわただしかったですね。短い時間でいろいろかけずり回りました。夕食は11:30に。そうめんですまそうと思ったのですが、ちょっと多かったので、食べ過ぎ。昼はパン一つだったので、まあいいとしましょう。あまり食べ過ぎると、今よりもっと話しにくくなるので要注意。

 早稲田で伊地知奈々子と遭遇。何年ぶりか。沖縄の演劇賞を取ったまでは知っていましたが、その後の活動は不明でした。今は、伊地知ナナコとして、 サッカリンサーカスの代表、脚本、演出として活躍中。内木明子さんとの活動をしているとか。内木さんは幸田弘子さんのお弟子さんです。幸田弘子さんは、有名な朗読家です。朗読いうのは音読ではなく、音読する人間の解釈を伝えるという考えをお持ちの方で、解釈学として研究の対象すべきというのが、私の意見。以前、お話する機会があり、表現の点で意気投合。その関係者の内木さんと伊地知ナナコとのコンビ、どうなることやら。少し手配して、実験公演をやってみるかと思案中。10月にできればやってみましょう。38人程度の公演ですが、若い人はどう反応するか。いくつか手続きを踏まないといけませんね。

 ようやくマニュアル完成。たかが32頁にこんなに時間がかかるとは。まったく遅さにあきれます。しかし、これで夜更かし原因が一つ解消。で、今日は少しは早めに就寝可能。といっても3時。年を取るにしたがって、時間がかかります。

 さて、存在価値について2時間ほど立ち話。自分の存在価値を知ろうと思ってもなかなか難しいものです。自分を変えるには、意識、それも外からの刺激が強くないとできません。あとは自分を追い込むしかありません。もっと自分を肯定的に見ていくでしょうか。まだまだ先は長そうです。
 辛い時を乗り切るにはどうしたらいいでしょうか。忙しくしていくことも一つですね。忙しいと、楽しいことはありませんが、ただ、落ち込むことはない。そういう原理は実際に活かすことができそうです。
 寂しさということ、それは生きているからつきまとうので、永遠に解消することはないでしょう。だから、他人に理解を求めても100%の理解はできない。だから、理解を求めていても、理解されている一時期、共通事項だけを理解していくこと、理解されることである程度は納得、あるいは収める必要がありますね。そういうものです。それはしかたのないことですし、それを考えることは余計寂しいことです。

 昨日の東京少年、よかったですよ。その勢いで渡辺美里の昔のベストアルバムを借りて聞いています。「10years」ですよ、久しぶりに聞きました。その昔、西武球場、まだ屋根のない、雨の中で見てそのまま。そして、数年後に「Ribbon」を聞きました。それきりでした。たしかだれかのバックコーラスでしたね。そういうことも忘れてます。でも声はいいですよね。

 明日は、自分のことをしようと思います。今日は疲れ切ったので、これで終わり。何かいいことあることを願って終わり。そう、一つ。岩淵ゼミに挨拶。みなさん、好意的に挨拶していただいて、よかったですね。町田研の院生といい、岩淵研の院生の皆さんといい、とてもいい人ばかりです。


前へ 目次 次へ
かくかい Copyright 黒川孝広 © 2003,Kurokawa Takahiro All rights reserved.