鴛鴦呼蝉庵日乗 2003
  2003.05.21  存在を示す

 昨日は、5:30に就寝。そして、7:00に起床。なんで、それで一日もつのか不思議です。でも、本日の午後の会議では、さすがに耐えきれずに船を漕ぐ、いやはや会議ではいつもそうなのですが、しかし、今回はかなりしんどかったですね。耐えきれないので、温かいものをと思って、虎屋の懐中汁粉を飲んだのですが、以前より甘く感じました。でも味が落ちたかと思ったら、賞味期限切れ。賞味期限切れでも悪化して、毒になることはありませんが、湿気などにより味が落ちます。ちゃんと期限は管理するのが寛容かと。
 今日は、学会のマニュアル作りと明日の準備の用意でまたもや、寝られないでしょうね。

 久しぶりにブラウザのブックマークを確認していたら、リンク切れが多くありました。多くのサイトが生まれ、多くのサイトが消えていきます。私の場合は、独自ドメインですから、自分で維持していかないと、フリーのレンタルスペースと違って、消えてしまいます。つまり、支払いができないとなくなるのです。極めて経済的な理由です。いろいろな事情があって閉鎖するのでしょうが、表現に限界を感じて閉鎖する傾向もあります。それは、サイトの参照数が減るからでしょう。一時的な多くのヒットを経験すると、一日3ヒット程度だと、納得いきませんね。比較してしまいますから。それで結局自分の表現が受け入れられないという意識になって閉鎖してしまうのでしょう。それは怖いことです。自分の表現が自分でなく、他人の意識によって左右されてしまうからです。自分の個性を守る、いや作るためにも、表現しようとする意識があるかぎりは、たとえ読者が一人でも表現していくのがいいことなのです。
 そういうこのサイトも開設当初はゼロヒットでした。開設1年程度までは、数日で1ヒット。ところが転機を迎えます。ベクターでのサイトを公開したことがまず一つ。それで毎日数ヒットとなりました。それはすごいと思ったのですが、あるとき、「窓の杜」に私のソフトが紹介されました。そうしたら、一日に150ヒットを越えたのです。それからはもちろん、下降気味です。現在は一日に40ヒットをコンスタントに出しています。この日乗も当初は少なかったのでしょう。だれも反応がありませんでした。最近では、毎日見ているらしい人がいて、たまにこの内容を話題にしてくれます。つい最近ももう一人現れ、ネットで私のサイトを見つけたようです。まあ、検索エンジンにはどれにも登録されていますから、簡単なのですが、それでも探して見続けるというのは、なかなか根気の要ることです。忙しい時にはネット落ちするのでしょうから。
 表現し続けることは自分のためです。読者が多数いること、反応があるとは楽しいことでしょう。しかし、それは期待している対象が反応したからで、上司や権力的に上位の人間から見られると、表現を抑えてしまいます。その心理的な困難を乗り越えて表現し続けていくことができれば、それは表現が自分のものになったのだと思います。そのためには、いろいろな描写により磨いていくことが必要でしょう。理解と表現の融合、これを考えています。
 あきらめないで続けていくこと、気長に続けていくこと、それが必要でしょう。そして、いつも同じ場所にいること。そこに行けば必ずいるということが、サイト運営の秘訣ではないでしょうか。ただ、私の場合は更新しているのが、ここだけですから、かなり物足りないとは思いますが。

 昨日寝るときに鶯がきれいに鳴いていました。近所に巣があるようです。いい鳴き声です。4時過ぎにはもう空は明るくなります。4時10分を過ぎると、鶯が鳴き始めます。そういう自然の中で過ごすのもなかなかいいものです。比較的この近所は緑が多いので、環境としてはまあまあいいと思います。でも少し行くと、交通量の多い道路ですから、排気ガスは気になりますが。

 朝から溜まった請求書の支払いをしてきました。ほとんどが古本屋や税金です。このあとも大きな支払いがあって、今月の支払額は収入を大幅に上回るので、倹約の毎日となります。でも、買いたいものはすぐに買ってしまうので、どうなることやら。すべてのものは自分を伸ばすと信じているので、知的な情報収集はいつまででもやめられません。そうしていくうちに、朝になるのですね。

 話し合いの一番いいとろこは、自分ではわからなかった見方をすることができるからです。気が付かないことを気づかせてくれるというのが話し合いの醍醐味ではないでしょうか。

 やはり思いのままにしていくことが一番楽しいのでしょうね。


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