鴛鴦呼蝉庵日乗 2003
  2003.09.05  残業 
 

 残業をしている人の話を聞いていて、帰りが遅いというので、大変だと思いましたが、よく考えれば、7時まで仕事して、持ち帰って4時間ぐらい仕事している私も、夜11時までの残業とそれほど変わりがないことに気づきました。会社でないとできない仕事がありますし、持ち帰りでできる仕事があります。
 家に仕事を持ち込まないという人は多いでしょう。その一方で、家でも仕事は当然という人もいます。それぞれですが、家で仕事ができることは、なかなか恵まれていて、すぐに寝られるというのがありますね。帰宅の電車などの疲労を考えると、移動は早い時間の方がそれはいいわけです。
 もう一つ考えたのが、たとえば、12時まで残業したとして、それは7時間の労働時間オーバーですが、それなら、もう一人従業員を増やして分散させる方法です。ただし、この場合は、仕事内容が線型である条件が必要です。一人でないとできないこともあります。そうなると、仕事の配分や役割自体に問題があるかもしれません。
 もちろん、それは紙上計算であって、実情はなかなか難しいのですが、それで残業手当も少なく、その労働しなければならないという価値自体がこれからは、変化するでしょうね。働いても、それで日本を背負うような国家的な考えから、自分の時間のために働くという考えにもなりそうです。
 どれにしても、残業しなければならないのは、家計の問題や職業の問題ですが、哀しいことに、職人でなければ、その人でなくても、いいわけです。残業してまだ働くのは。他人が残業してもそれほど、大きくは変わりません。その人でなければならないというのは、特定の職人に与えられた特権で、多くの場合は、他の人でもいいわけです。そうなると、遅くまで残響するというのは、企業に縛られた人間の性でもありますし、あるいは、企業に依存しなければならないという事情が働きます。これは、残業する人間の問題ではなくて、残業しなければ経済状況が上昇しないという意識によるものではないでしょうか。つまり、個人の問題ではなくて、社会のシステムの問題であると思います。
 しかし、その社会のシステム自体はなかなか変えることはできません。それゆえ、現在の残業はまだまだ続きます。仕事能力はもっとあれば、残業する必要はないのでしょうが、しかし、仕事することへの生き甲斐がある以上、仕事に責任を持っているのですから、残業自体は、自己追求の過程、それは依存的行為ですが、自己の実現のためには、自己の存在証明として意義があると思います。

 体のむくみはまだとれず。滑舌もわるく、「オアア」の発音が「アウア」になってしまったり。口腔の手術をしてから、空気の抜けが悪いのです。自分でも滑舌の悪さを実感。喉の振動などで、工夫をしないと。

 討論やけんかをするなら、その後に自分が成長できるような相手とすべし、ということは、いままでのいろいろな人から聞いた意見をまとめた結論。けだし、当然。

 30倍ズームのデジカメ、考えるだけですごいですね。35mmカメラで、焦点が50mmなら、1500mm。普通、1/焦点距離のスピードがぶれの限度ですから、かなり高速シャッターでないと、ぶれます。でも、30倍というのは、ものすごいですね。デジカメの時代は確実になったと言えます。

 ビリヤードは、一回しかやったことがありませんでした。ルールなんてまったく不明。ルール知らずだったので、おもしろみはなかったですね。中学の3年生だっか、いや、2年生だったような。高2の先輩に連れて行ってもらった記憶が。横には中3の先輩がいましたから。古寺、新井(?)、須賀尾、梨本、黒川、だったか。だと中1。先輩の一人は、アイボの研究をしています。記憶はあいまいですね。

 お気に入りの整理は、フォルダーをちゃんと作って分類すべきなのですが、最近は未整理フォルダーを作り、日付で分けています。ちゃんと内容を分類して分けることができないから、ちゃんと作っている人すごいと思います。分類基準がしっかりしているからですね。

 花とアリスの第二章後編が公開されました。前回と調子が違ってきたような、いや、前回ので、今回の内容がわかってしまいました。第三章を期待するから。今回の第二章後編は予測で来すぎですね。ちょっと長い。詰めが甘い気がしました。花の母親登場が新鮮でしたが。浴衣の着方、よくないですね、あれ。ちゃんと着ないから、はだけます。

 商品見本の撮影。ライティングなし。自然光ゆえに、色調の変化があって、あまりきれいに取れず。

 本屋さんの借金返済。34,000円。大分、控えめに買いました。ただ、増殖する本はどうにかしないと。本の整理をしようかと思案中。しかし、しないでしょう。量が量だから。

 家族と手話で話をするというのは、もどかしさと、それと以心伝心がありますね。手話は日本特有のものと、国際手話がありますが、言葉は地域によって違うので、日本特有の手話の方が話しやすいと思います。一度手話はしてみたいと本は買ったのですが、結局できませんでしたが、今回話を聞いて、やはり手話は覚えるべきだなぁと実感。英語よりも手話ですよ。同じ地域にいて、会話でなきいなんて、哀しいですからね。
 そういうご家族のご配慮、考えるだけで、温かい心を感じます。大切なことですね。人の痛みや悲しみを受け止められる人はすごいと思います。
 しなかった自分にちょっと後悔。

四人展
2003年9月5日(金)〜9月7日(日)
11:00〜19:00 (初日は11:00から。最終日は17:00まで)
スパン アートギャラリー 中央区銀座2−2−18 西欧ビル1階

 9月6日(土)19:20より銀座「やるき茶屋」にて懇親会を行います。参加者は会場に19:00までにご参集下さい。参加費は実費です。

 2:00就寝、7:10起床、5:10睡眠。


前へ 目次へ 次へ
かくかい Copyright 黒川孝広 © 2003,Kurokawa Takahiro All rights reserved.