blue 鴛鴦呼蝉庵日乗
2004.10.12  日記

  せわしないとき、日記に愚痴を書いたりしますが、でも読み手がいて、どういう人かわかりませんが、いろいろと配慮しないといけなくなります。すると、書くことに行き詰まりを感じてしまう、実はそれが、何かよくわかってなかったようです。いろいろな人が見るから、あえて、話題を避けていて、一日の出来事とか、そういう単純なことでもいいのに、それをあえてしてなかったのですね。多分、話を理解できる人の範囲で、話題を提供しようとすること、相手が見えないからではなくて、読み手を想定する想像力の問題だったようです。
  ただ、日記を書くこと、それを抑えてしまうと、書く意欲がなくなって、何かつまらない気がします。書くことに迷うのと同じでしょうね。書く意欲の問題ですが。

 月曜組曲を見ました。後半は、映画音楽特集で、前半の50年代60年代ポップス、実感的な音楽史で面白かったです。これと、「Rockの要」と対比して、いろいろと語ると面白いでしょうね。時代を見ていく鍵かもしれません。でも、それは自分たちの時代なのでしょうね。極めて狭い範囲の。

 懐古することはあまり好きではなかったのですが、最近はよくします。それがいやでなくなったのは成長したのでしょう。

 冷めるという意識があります。今まで期待してきた物が、つまらなく感じたときです。音楽や美術やドラマや、俳優や。いろいろな場面でそう感じることがありますが、文章の場合、今まで読んできた作家が、突然方向を変えて、つまらない文書になってしまったとき、それを受け入れられるだけの感性を持つわけではないので、もしろ、別の物を期待した方がはるかにいと思うようになります。今までよかったのに、それがだめになっていくのは、期待していたのに、その期待がどうにも達成できない場合、その期待は、どんどん勝手に進みます。
  最近、今まで面白かった読み物がつまらなくなりました。幅広く、豊かな表現があったのに、だんだん単純な内容になってきたからです。そういうことをしていたのでは、何もならないのに、という思いがありました。作家に対して期待するのは、ありますが、作家は期待を超えて、新しいものを創り出して欲しいものです。

 ネットでの日記公開は日記というよりも、不特定多数への発信になっています。自分のメモになっているのが実際ですが、そうではなく、発信ということだと、受信者の意識をさぐることになりますから、かえって、面倒な時もあります。それゆえに、影響関係のない範囲でのメモとして考えた方がいいかもしれませんね。
  あるいは、もっと、学会関係に特筆するとかですね。それは、それで少し問題ですが。

 4:00就寝、7:00起床、3:00睡眠。
  朝食、ごはん、納豆、玉子。昼食、おにぎり1個、みそ汁。夕食、ごはん、みそ汁、冷や奴、サラダ。夜食、カスピ海ヨーグルト。

 
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