鴛鴦呼蝉庵日乗

2006.04.09  先達の教え

 昨日は日本国語教育学会の研究部会に参加してきました。田近先生のグループによる教師へのアンケート集計、そこから教師の苦悩と夢とのギャップが浮かんできて、興味深い研究でした。
  倉澤栄吉先生の講演は、垣内松三の理論を再評価することであり、戦後の国語教育につながる、脈が垣内松三にあるということで、それをこれから言語理論と検証する必要性を訴えたものでした。前回では、垣内松三の酒についてだったりとか。前回は参加できなかったので、残念です。いつくかメモを残したので、いずれどこかにでも。その一つ。
  大村はま先生のご逝去 4月17日 2時50分
  西尾実先生のご逝去 4月16日 18時30分
  垣内松三先生の生まれ 明治11年11月11日

 会の最後にほんの少し、倉澤栄吉に大塚講話会について質問。「人さらい」などについても。

 懇親会は駒本小学校の校長先生のご配慮で、兆徳という中華料理店の2階座敷で。15名以上の参加でした。各部会の関係者も見えて、安居聰子先生、金子守先生と久しぶりに歓談。牛山先生を初めて、笠井先生、そのた多くの先生とも。また、大内先生をはじめて学会の方々とも話が出来て、興味深い話も多く、有意義な時間でした。宴の後に駅に向かうときに、倉澤先生がちょうど前に。信号を渡るとき、歩行者用信号が点滅し始めたら、倉澤先生が急に走り出して、思わず「先生、大丈夫ですから、走らないで下さい」と言ってしまいました。私はほとんど面識もないのですが、ご丁寧な説明などしていただいて、本当にありがたいことです。大先達ですが、文学教育への批判も鋭く、もっとご意見を伺いたいと思いました。

 ここ数日は、腰の痛みはありますが、ぎっくり腰にまで至らないので、なんとか無事を過ごしています。今日は、鶴見俊輔氏の講演を聴きに行こうとしたのですが、土曜日の勤務の疲れで、休むことに。ちょっとだらしないですが、体力と相談する年に。

 ここの復活はもうしばらく後になります。今週中ぐらいに。書かなくても、書いても、あまり生活や気分に変わりないことが判明したので、それなら書いた方が良いに決まっていますから、そのために、書く姿勢を作ることに。それまでもう少し調子上げていきます。調子というのは、気ですね。新年度の業務が安定してたら復帰します。

[今日の記録]
睡眠時間:3:30就寝、11:00起床、7:30時間。
天気:晴
最高気温:16度

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