鴛鴦呼蝉庵日乗

2006.10.02  響宴

 少し前の人達と立ち話を。それぞれの記憶の中と現在の地位との談話は、回顧というよりも、自分確認のためなのかもしれません。
  昨日は立ち仕事が多く、夕方の雨の中の警備では、急に雨脚が強くなって、靴下もびしょぬれになり、夜になって発熱しましたが、今日の昼でようやく熱も下がり、安定に。それもいたしかたないこと。
  不況対策支援ということについて立ち話で協議。これからはそういうことも必要。
  相談を受けるところでは、説明のみならず、子育てやいろいろな相談まで。それでいい生き方を選んでくれれば、相談したことも、いつかは社会に還元されます。
  昨日と一昨日と、「オペラ座の怪人」の歌の上演があって、ストーリーよりも歌を重視した構成でありながら、歌の流れでストーリーも理解できました。響宴と題したもので、今回が事情により最後なのですが、歌だけでも心情は十分に伝えるのだということで、演じなくても、聞いているだけで場面を想像できたり、なかなかいい時間でした。もともと、原作というよりも、ミュージカル版ですから、原作とは異なる人物設定になっていたりします。しかし、映画も作られた時代の影響もあって、原作とは違っていて、それぞれの解釈が入るわけで、その点では、ミュージカル版の方が現代ではわかりやすいかもしれません。
  映画を見ていないので、この上演の歌声が耳に残り、それが「オペラ座の怪人」の解釈の原点になりそうです。

 倉澤栄吉先生の、「教育は成果ではなくて、過程である」という言葉が思い出されて、成果主義に対する疑念がどんどんと生じてきて、基本的に方針が決まりつつあります。春闘もいよいよ佳境へ。

 ようやく忙しい月間が終了して、あと1週間でなんとか通常のモードになりそうです。

[今日の記録]
睡眠時間:1:30就寝、9:30起床、8:00時間。
天気:曇
最高気温:22度

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