2001.10.21 第101回全国大学国語教育学会(長崎) | |
全国大学国語教育学会(長崎)に行って来ました。その話をいずれを機会を見て、報告したいと思います。 今回はその中のひとつのエピソードです。 二日目の昼、雨の中、長崎の古本屋を2件回ってきました。その1件に入ったところ、玄関に段ボールが置いてあって、伝票を見ると、送り先は野地先生でした。そういえば、一日目のラウンドテーブルの時にはお姿が見えなかったと思いつつ、「先を越されたか...」の思いで、本が抜けていた書棚を見て、どんな本をお買いになったかと、いろいろ妄想していました。 シンポジウムに戻って、会の終了後に野地先生に「先を越されてしまいました。」と笑いながら申し上げましたら、野地先生は本の話になるといつもうれしそうにお話下さいますが、今回も、楽しそうに、市民講座で宮沢賢治のことを講義することになり、筑摩の前の全集を買ったのだよ、とご丁寧にお教え下さいました。市民講座でもきちんと文献収集するところ、さすがであり敬服いたしました。 もう1件の古本屋でも野地先生ことは評判でして、よくお買いに見えるとのことです。来年の信州大会のことをお話しましたら、「松本にいい古本屋さんがありますよ」とのことなのでこれから探して、次は少しで先生の先をと、僭越なことを思った次第です。 山形大会の時、野地先生に、どうしたらそれだけの資料を集められるのですかと尋ねた所、「本の方からやってくるのですよ」と野地先生は真剣な顔つきで、おっしゃっていたのを思い出しました。 ◇ 来年の東京大会、信州大会が楽しみです。それにしても、二日目になると二日酔いでつらそうにお顔が多いでしたね。もっとも「三日酔いだよ」という声もあって、確かに初日にも少々残っている方もいらっしゃったのは、前泊したからなんですね。そう考えると学会には同窓会としての役割もあるのではないかと思った次第です。 |
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