鴛鴦呼蝉庵日乗
  2001.11.14 たぬき
 先週の土曜日に忙しくなり、そのまま疲れて論文の投稿を終えて、やっと一息つきた所でした。そうはいっても、仕事は多く、今日は勤務先で夜10時まで残業かあり、なんとか乗り越えて変える途中、高級住宅地の横を通ったら、道上に猫のような動物が二匹じゃれあっていました。ふと、見ると、猫よりは大きい。そして動きが素早いのです。近づいて分かったのは、それは「たぬき」でした。大きさから見ると、親子のようです。私に気が付くと、すぐに塀の向こうに逃げてしまいましたが、その塀の向こうでは、新築工事中でした。古くからある家なので、そこに長く住んでいたたぬきなのでしょう。工事によってなわばりを荒らされてしまい、どこに安住の地があるか、探していたのでしょう。
 たぬきの姿を見て、うれしくなったのと、それと、たぬきの気持ちを考えると、ちょっと複雑な心境でした。

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