鴛鴦呼蝉庵日乗
  2002.05.26 実績と自信
 全国大学国語教育学会が好評の内に終わりました。特に最終日の午後は帰ってしまう人が多い中で、課題研究会場は満席でした。
 私は今回、国民学校国民科国語の授業を実施した後で、どのような反省や問題点があるか、それを当時の雑誌などから反省した内容を検討することを目的として発表しました。これは、言語生活を国語教育に導入しようとしても、実際にはその通りにならないことが多く、その問題点は何であるからを明らかにしようとしたものです。領域を分けること自体は問題ないのですが、伝達の方法がうまくいかなかったのではないかと思います。そうなると、現在にも通じる問題ですので、この点を改善すべきであろうと推測は可能です。歴史的には言語活動重視の授業は大正時代より活発に行われているにもかかわらず、それが実現できないのは、教師側、制度側、いろいろあるでしょうが、教則の伝達に問題があるのではないかと思ったのです。現在でも内容は充実してても、伝達に問題があり、伝わりにくいことが多いと思います。まだまだ資料不足の感は否めない内容でしたが、小林國雄先生、大内善一先生、そして渡辺春美先生、大平浩哉先生にはいろいろなご助言ありがとうございました。来年の春大会ではご迷惑をおけかしますが、今より準備しまして、遺漏なきようがんばる所存です。責任重大ですが、多くの方のご協力をいただくことになりますが、よろしくお願いします。
 野地先生、橋本先生、浜本先生、ご助言ありがとうございました。また、甲斐雄一郎先生には大変ご迷惑をおかけしました。高木まさき先生とはお話する時間がありませんでしたが、甲斐先生、高木先生、松崎正治先生は兄貴分と思っていますので、つい甘えてしまいます。これからは心してかかりたいと思います。声をかけてくださった、菅原先生、常木先生、大熊先生、ありがとうございました。信州大会では益地先生、藤森先生にお世話になります。学会ではいろいろな先生から直接、間接的に刺激を受けますので、終わって、充実感がありますね。信州大会を楽しみにしています。
 来年のシンポジウムをどうするかですね。これから検討しましょう。

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