鴛鴦呼蝉庵日乗
  2002.10.06 買いすぎ
 買いすぎという感情は、余分だったかなと、思うから起きるのでしょう。もし、買った物がどうしても必要なものならば、借金をしてでも購入します。必要なものは必ず買うのが常なのでしょう。今月は本やCDやDVDなどを多量に購入しました。DVDを見る時間はほとんどないのですが、息抜きに観ようとして買いましたが、レンタルでもよかったのかもしれません。でも、所有するという意識は何かと以前考えたことがあります。図書館に行けば本はあります。だから、購入する必要はない。でも、長い時間読む必要があるなら買うでしょう。線を引いたりすることもあるからです。所有することは自分の思い通りにできることです。時間も空間も。だからこそ、買うという行為は所有するという行為なのでしょう。
 で、昨日はDVDを二つ購入しました。一つは、『天空の城ラピュタ』。Laputaと書くのですから、「ラピュータ」と発音するのがいいと思うのですが、それは、『ガリバー旅行記』にある国の名前ですし、翻訳ではほとんどが「ラピュタ」ですから、その通りに発音されるのでしょう。個人的には「ラピュータ」と発音した方が響きがいいですね。もう一つのDVDは『ウォーター・ボーイズ』。これは楽しいですね。何も考えないで観るにはいいものです。でも、男性のシンクロが荒事のようにしっかりしていて、なおかつ娯楽性があること、この感覚はなんといっても楽しい、そして、懐かしいものです。
 若い頃、文化祭とか体育祭とかは燃える意識もあれば、冷めた意識もありました。文化祭では自分の展示で精一杯で、他の展示を見る余裕はほとんどありません。体育祭では、運動能力がないから、出る種目の記憶はありません。マスゲームもなぜやるのかわかりませんでした。体育と運動とスポーツの違いがわからなかったからでしょう。今でもはっきりとその違いがわかることはありません。運動会、体育祭の歴史などを調べると意外なことが出てきますが、伝統的になってしまった今、昔のことはいいとしても、伝統的な行事として慣例になれば、その通りに行われます。
 映画で、『無法松の一生』があります。私は高峰秀子の方が好きですが、その中でも高校の体育祭が出てきて、借り物や飛び入りがありました。一般の人も見ていたということは、観戦するものとして存在したと思います。テレビのない時代は、スポーツ番組のような価値があったからでしょう。今はどうか、水泳の授業も見学が多くなった時代、どのように体育として、スポーツとして、運動として存在するから、確認する必要がありそうです。

 今日は、昨日の疲れで、背中から足にかけて張りがあり、歩くと痛みがありました。なぜか、指が痛いのが困りものです。夜になってやっと治りましたので、なかなか仕事がはかどりません。でも、大分考え方を変えることが出来ましたので、明日からはまた意識新たにがんばれそうです。秋、一番がんばること、自分のためにかんばるのから、創造性が必要となります。自分だからできることは、きっとあるはずです。そのために生きている。そんなことを考えた休日でした。

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