2002.11.02 自分との対峙
 しつけることと、我が儘なことがあります。プライベートの部分と公の部分。裁判では不法行為で入手した金銭の返還請求はできないとされています。もともと不法行為であることを知っているからです。違反行為のものを公で議論することはできます。しかし、違反行為は違反行為なので、事実としては存在しても、違法行為の上での違法行為は扱えません。その難しさ。知っていても、見逃すという点。しかし、それは人を成長させない。だから難しい。

 テキストの本文をしっかりと読みとること。それは一つあります。本文に関わる文化的な背景を調べてテキストに迫る。それもありますが、しかしそれでは本文を読んだことにならない。本文を読むことは、テキストと相対峙すること。文化の背景は作者論に結びつくもの。想像力や学力としては扱うことが出来ますが、文化的な背景からのアプローチは作品と文化との接点を見いだせないまま終わってしまう危険性があります。

 「形象」による読み、それを私は「心情分析」と言い換えたいのですが、その読み方。そして作者からアプローチする方法。時代や文化からアプローチする方法。それぞれ取り組んでみたいと思います。しばらくはまだ時間がかかりそうです。

 今日は、移動が多いので昼ご飯を食べ損ねてしまいましたが、空腹ではありませんでした。忙しいときは空腹感がないのかもしれません。むしろ、すべきことに熱中するからでしょう。連日の深夜作業、昨日も3時までかかりましたが、今日はやっと一休みできそうです。でも、連休は溜まった仕事を消化しますから、少々大変ではありますが、一つ一つ終えていきます。

 中山馨さんから連絡がありました。11月5日(火)8:35からのNHK「生活ほっとモーニング」で紹介されることになりしまた。うれしい限りです。全国の写真キャラバン、これからも続けて欲しいと思います。

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