2002.12.04 励まし
 勉強をさせる一番の方法はありません。むしろ、本人がやる気になるまで待つことしかないようです。それでもなんとかやる気にさせたくて、いろいろ勉強する意欲喚起、あるいは勉強方法を喚起させるようにします。しかし、言い過ぎると逆効果になります。十分な時間をもって取り組めばいい成果を残します。しかし、不十分な努力では成果は見込まれません。そこで、成果を持つようにがんばることを目的としてアドバイスします。それが本当にいいことなのかはわかりません。むしろ、その人が自分の力で勉強していくこと、意欲を湧かせていくことが必要なことです。

 結局、他人は本人の参考としての知識を供与できても、本人の努力させるなどの行動は強制力をともなわない限り、難しいものです。特に言葉で相手に伝えようとするのならば、時間がかかります。むしろ言葉の限界があるのでしょう。それゆえ、あきらめることなく、言葉を伝え続けていくこと、それしかないようです。

 励ますと言うことは、聞き手が励ましてほしい、励ましてほしい言葉を言ってほしい、それがちょうと合わさらないと励ましになりません。励ましとはこちからするものというよりも、相手が望んでいる言葉を与えること、それによって迷っているこころを整理することだと思います。

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