2003.01.02 墓参
 毎年1月2日は父親の墓参です。両親の実家にも寄りますので、それぞれで挨拶をして、もてなされ、結局食べ過ぎてしまいます。今年は昼間にいろいろ用があって、結局、墓所に着いたのは、日暮れてしまいました。でも、墓所へ向かう途中から見た富士山と落陽はなかなかきれいで、三が日特有の澄んだ空でした。
 正月とはいえ、墓参の人は多く、あちこちで新しい花が添えられています。花屋さんは年末に終わっているので、きっと、各家ではバケツに水切したのでしょう。
 父の実家から、帰りがけにいただいたのが、南天の盆栽。盆栽は以前、いただいた松を枯らしてしまい、それ以来盆栽はやめていましたが、今回はどうでしょうか。水やりは3日に一度たっぷりと。どのようになるか、楽しみです。
 母の実家の上は、宝永年間に作られたもので、60センチ幅の檜の柱や梁などがある家で、家自体は大きくないのですが、しっかりした作りです。

 年賀状ですが、出しそびれた方からいただくと恐縮します。今年は、野地先生からいただきました。野地先生の住所を控えていなかったものですが、恐縮至極です。野地先生と倉沢先生はいつもはがきをかばんにいれて、すぐに出すということです。その姿勢、学びたいのですが、根からそういうことに遅い私は、いつも後回しになってしまいます。去年は橋本先生から、本をいただいた場合のお礼の手紙について話を承りました。なかなか含蓄のある話で、研究という世界では、そういう周辺の心遣いも大切であると、実感しました。

 いろいろ考えてしまうことの多くは予想や期待です。期待がはずれると、人間はショックを受けます。その期待はある意味ではわがままになります。その期待をどのようにして、力にしていくか。それは実行する力です。実行すること、その力は「やる気」ですが、そのやる気自体を作るのは難しいのです。やる気は自分のなかのがんばり、達成感にあります。その達成感を感じるかどうかです。

 やる気をなくすこともあります。環境の影響もあります。工事などで、普段と違った環境は、ストレスを感じます。そのストレスをどのようにして対処していくか。それは他のことに興味を向けることです。他の楽しみ、普段の楽しみだけでなく、もう一つ楽しみを入れることで、対応できるでしょう。でも、それは希望的観測ですから、なんとも言えません。どのようにしてがんばっていけるか。結局は方法はないのです。あれば、だれでもがんばれることになるから。そうなると、均衡がなくなります。その意味では均衡というのは、個人差となるのでしょう。

 明日が最後の正月休みです。4日から勤務なので、明日はゆっくり自分の仕事をしたいと思います。明日の生活をうまくすれば、ことし一年の過ごし方を決められると思います。 

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