2003.01.17 意欲
 人は誰でも意欲があります。意欲がなくなるときに、意欲が湧くまで待つのはつらいものです。意欲を湧かせるには、待っていても効果がありません。むしろ、何かしていくうちに、その何かが力を、継続としての力を湧かせることがあります。つまらないこと、いやなこと、それらは時間とともに消えていきます。時間はやさしいのです。
 もう一つ意欲の湧かせる術として、信頼する人から話を聞くこと、話を聞いてもらうことがあります。また、尊敬する人と話すこともふくまれるのではないでしょうか。今までの自分とは違った新しい知見を得られるからです。知識として、考え方として共感、あるいは実感、発見するような出来事があると、うれしくなります。
 今日は、田近洵一先生と文学の読みについて話しました。そういう機会は十分に見えて今までしていませんでした。その前に岩淵匡先生から、論文について指摘がありました。誤字脱字が多いことです。これは赤面の至りです。反省することしきりでした。

 大平浩哉先生、田近洵一先生、そしてこれから浜本純逸先生と、それぞれ指導を受けますが、それぞれ兄弟子がいるわけで、多くの先生に学ぶと、兄弟子が増えます。府川源一郎先生、牛山恵先生、大熊徹先生、難波博孝先生、松崎正治先生。その他多くの先生方です。そういう兄弟子というと失礼ですが、交流できる幸せがあります。
 そういう交流を考えると元気になります。今までの体調不良、精神的な不調、それを乗り越えるには、今まで通り、学ぶことにありました。活動こそ、元気を戻す薬です。

 いつもと同じ、そしていつもよりも多くの知識と知見。それが薬です。自分を曲げる必要はないのです。いやな自分がいても、だめな自分がいても、自分でありつづければよかったのです。考えることはなかったのです。

 師匠とはありがたいものです。いつもいろいろな示唆をいただいて、意欲が湧いてきます。出会いですね。まずは、足りない本を買うことにしました。自分でありつづけるには、何者にも侵されない強い心を持つことです。もちろん、強さよりはやさしさが欲しいですが。

 いったいいくつの元気を与えることができるか。まだまだ先の話です。

 それにしてもこのページを見ている人は、忍耐力がありますね。こういう暗い話や、専門の話でつまらないのに。常連が数名いるようですが、くれぐれも影響されないようにしてください。ここの話のように生きていくと、いいことはありません。これは言えることです。

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