2003.01.16 味噌
 みそ汁を飲んでいたら、味噌について考えてしまいました。子どもの時は白みそと赤みそを混ぜていました。味噌をそのままでなく、いつも合わせていたのです。今は、契約農家に頼んでいる味噌ですが、無農薬米をもとに作られたもので、人工物を添加せず、無農薬によるものです。その分、茶色になりやすいですが、味はよく、かつおやこんぶとよく合います。数日前に黒大豆の味噌を買いました。それまでは一つの味噌で味噌汁を作っていたのですが、ふと合わせ味噌ということがよぎり、久しぶりに違う味噌を買ったのです。黒大豆だけの場合ですと、風味はあっても、何かものたりないこともあります。味噌というのは、その一つだけでもおいしいものですが、合わせるとコクが出ていいものです。
 文化や学問もそうかもしれません。一つのことに精進するよりも、別物とジョイントすると、思考の範囲も広がり、違った視点から見ることができそうです。

 国語学会から名称変更の投票案内が来ました。新聞で知られている日本語学会への名称変更で、さまざまな意見が掲載されていましたが、学会であるから名称変更には慎重に対応している様子があります。いままでの学問名称を変更するのは、例えば、博言学が言語学に変わるように、内容自体も変更を伴います。国語学会と日本語学会は名称変更であり、内容変更でないとしますが、日本語教育学会と国語教育学会とは別物で、第二言語習得か第一言語による言語文化習得かの違いは根本として技術主義か、言語文化主義の差があります。それは大きな差であると私は考えています。日本言語技術学会がありますが、日本での言語技術か、日本語の言語技術かわかれますが、以前そのことを市毛勝雄先生に尋ねたら、日本での言語技術学会であるから、日本語のみならず英語も含み、国語のみならず、社会・理科などの他教科も含むとのことでした。
 名称変更は学会名ならず、早実にもあります。当時の早稲田の総長が公表して、卒業生の総会で動議が出されて名称変更が否決されました。たしか動議を出したのが卒業生の今井さんだと思います。今の理事長は「早実学院」にすると提案しています。学校法人として早稲田実業学校は残っているので、早実の名前は残るそうです。名称が変更されると内容も変わっていくのは事実でしょう。中央線沿線の高校もかなり変わってきました。

 ただ、学校では一つだけ不思議なことに「女子校」はたくさんあっても「男子校」はありません。いや、あるかもしれませんが、私は日本での「男子校」を知りません。さて、どういう意味でしょうか。すぐにわかる内容ですね。これは。「女子大」があっても「男子大」はありませんから。いずれ「女子校」もなくなるべきだとは思いますが、それこそ名称変更の難関を乗り越える必要がありそうです。

 筑波の甲斐雄一郎先生から連絡がありました。いよいよ春学会始動です。

 論文が遅れています。成人の日に休んでから、2月末まで休みなしになりそうです。辛抱一つです。

 エジプト綿100%の厚手で、速乾性のバスタオルを探していますが、なかなかありません。

 やっとものに対しての執着が出てきました。音楽については一段落しそうなので、今までで、どうしてもやりたかったもので、先送りしたもの。それについて数年のうちに開始したいと思います。将来について考えることは、意欲向上になりますから。

 f64の日本人の研究者はいないのでしょうか。情報が全くありません。

Copyright 黒川孝広 © 2003,Kurokawa Takahiro All rights reserved.