鴛鴦呼蝉庵日乗 2003
  2003.04.21 対象への意識2

 日記なるものを記している人の文章を読むこと自体は、内容によっては楽しいのですが、しかし、それを私が読んでいることを知るとなると、書き手は意識して各様になり、書き手が書きたいことを書けなくなること、その影響力を考えると、読んでいることを伝えることはできなくなりますね。読んでいる人は知らせて欲しいと言われても、文章に影響が出るようでは、こちらも読むのにためらう。むしろ、今まで通りで書いて欲しいという願いもある。
 ただ、書き手から知らせてもらった場合は別ですね、多分。読まれることを意識しているからこそ、知らせてくれる。そういうことはありがたいことではないかと思います。読み手に対しての配慮だから。
 昨日の文章に対しての補足でした。反応があると思うので、書き手の問題でなくて、こちからが意識してしまうことの、説明です。いや、自由であって欲しいという願いです。

 NHKの「男たちの旅路」、少し見ました。懐かしいですね。25年ぐらい前のストーリーですが、その時はしっかり見ていました。鶴田浩二演ずる元特攻隊の考えもわかりますが、若手の考えもわかる。その間で何をせめぎあっているのかを考えると、深い作品だと思います。何とも言えない感覚が自分を襲います。そして、それぞの主人公が成長します。成長のある作品はいい作品です。成長のない作品は惰性だから、それはそれでおもしろいですが、どうでしょうか。

 さて、アニメに挑戦の件、「Get Backers」がいいらしいという情報が。40代の男性が見ているということなので、いずれ挑戦したいのですが、放映時間に帰宅することはまずないので、予約しておかないといけません。しかし、いつ放映しているか知らないというのも、これまた。

 給料日早々、支払いをしたら、残額がわずか。厳しい現実が待っていました。それにしても、書籍に10万とは買いすぎですなぁ。たくさんの買い物の中でも、一つだけとびきりいい買い物をしました。ちょっとこれはうれしいですね。

 「国語メディア授業研究会」の案内が来ました。6月14日(土) 13時20分〜16時50分、大手町サンケイプラザ 3階会議室、参加費 1000円
1 開会のことば  井上尚美(創価大学教授)
2 国語科メディア教育・授業実践開発(発表者交渉中)
3 シンポジウム
「国語科メディア教育にとって次の課題は何か」
浜本純逸(早稲田大学教授) 
岩永正史(山梨大学教授)
大内善一(茨城大学教授)  
芳野菊子(産能大学教授)
中村敦雄(群馬大学助教授) コーディネーター

 


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