鴛鴦呼蝉庵日乗 2003
  2003.05.01 教育者

 夜になって浜本先生の研究室へ。研究と教育者のこと、教育研究と教育実践の関係などいろいろお話を伺う。ほとんど周辺のことですが、そういう周辺のことが楽しいのです。
 その話のなかで、長年の誤解を発見。教え子の面倒をよく見る、ほとんど毎日の夜に学生が家を訪れて話を伺う、そういう姿勢は、教育者そのものです。研究者でありながら、教育者である点、すごいですね。その他、いろいろな野地先生の思いやりについて。そうだったのかということしきりです。研究者としての生き方、教育者としての生き方など、渓水社への心遣いなど、多くのこと、誤解していました。
 野地先生のことば、「それだけですか」「絶対的知識が足りません」など、学生にはきついことばでも、それでも学生はしっかり勉強しようとします。その厳しさが必要です。野地先生のような生き方はできませんが、思いやるということは、なんとかできればいいとは思っています。難しいですが。

 視力はあまり低下しないのですが、突然に低下して、頭痛をしたという人と話をしました。片方だけ視力が落ちたので、めがねにするわけにも行かないらしいのです。乗り切ることは難しいですね。

 いろいろなことをしていたので、帰宅が1時過ぎ。またもや、布団で寝ないで、座椅子で寝てました。腰と肩が痛いのは、そのせいでしょう。

 何人かと立ち話。ひとつは「Get Backers」について。人情というテーマについて。次が、リストカットについて。耳の傷から発展してしまいました。その次が人間関係の混乱からの解放。もう一つが他人はそれほど自分のことを考えていないということ。一つ一つは重いわけでないのに、なぜか、いろいろ発展しそうな話ばかりでした。毎日が勉強です。


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