鴛鴦呼蝉庵日乗 2003
  2003.06.18  人との関わり

 今日は、江川紹子さんの講演を聴いてきました。人の関わりが江川さんのライフワークと見ました。人と関わることで、そしてその人を紹介することが江川さんのライフワークなのでしょう。それゆえ、政治に関わるロビイストとしてではなく、そして、政治家としてではなく、ジャーナリストとしてなぜ歩んだか、それは聞きそびれましたが、そことに大切な意義があると思っています。

 期待と反目ということがあります。期待し過ぎると相手は自分の期待に応えられず、結局期待はずれとなってしまいます。それが反目、嫌悪を生じます。つまり、嫌悪とは相手が問題ではなくて、自分が相手に期待する度合いが強いからだとおもいます。その強さゆえに人は愛したり、好きになったり、嫌いになったり、悩んだりと。それがその人を伸ばしていくことには違いないですね。限界を知ることになるのですから。
 私の場合も期待されると、がんばろうという反面、遠ざかろうとする意識が働きます。期待を交わして、別の自分の仕事をしようとするからです。それを人はひねくれものと呼びますが、それも個性と思いこんでます。そんなもんですね。

 昔、高3の時に噂が流れて、高3の正月に担任に年賀状を送ると、おべっかととられるから進路に影響すると。まったく意味のない話だったのですが、それぐらい影響を考えて勉強に専念するということだったのでしょう。最終学年の時には、特に慎重に行動するのが通常ですね。それは結果としておべっかということではなくて、自分の姿勢に関わるからです。自分の力で進路を開くときには、慎重にします。しかし、だれに頼って進路を決める場合は、別です。そういうことをわきまえていくこと、それは誰かに教わるというのではなくて、自然に身に付く社会的な規範なのでしょう。悪意がなくても、慎重な行動でないと、どうもその人の基盤が何なのか不思議に感じることがあります。遠慮とか、謙遜とかいうことと別なのですが。こういうことはずばり言えることではないので伝えるのは難しいのでしょうね。特に誰かということではなくて、ふと思い出したことです。

 個人の動きが見えるような記述、描写。それが実は分かりやすい表現であり、そして自分の個性を出すことになると気づいたのが昨年。今年はそのバージョンアップで、メソッドを決めたら、なかなかいい結果が出てきました。楽しいですね。成長していく過程を見ていくことは。伸びていく、それが私の思いとは別の方向であっても、伸びていくこと、それは楽しみです。支援ということなのですが、これは押したり、引いたり、遠目に見たりと難しいですね。すぐに結果が出ないからこそ、今、一生懸命にやるのでしょう。

 5:00就寝、6:20起床、1:20睡眠。といっても、実は就寝したというのではないのです。座椅子に座って仕事をしていたら、寝ていたというのが事実。それで寒くて目が覚めて、急いで風呂に入って体を温めました。それゆえ、背中を伸ばして寝ていないので、腰は痛いは、首はなるわで、面倒な一日でした。今日こそ、布団で寝たい。それが今の願い。

 「Song for MemoriesII」を聴きました。いい曲ばかりですね。やはり山本潤子さんの声はいいですね。

 昨日当たりから再び鬱状態が見え隠れ。月曜日はかなりハイテンションだったのに、その反動でしょうか、火曜日あたりから、低くなってきました。ちょっとしたきっかけで悪い方向へ考えたりと、どうもまとまらないのですね。やりたいことができないでいると、こうなります。こういうときは、危ないのです。衝動買いになりますから。特に古本の。でも、そういう時は貴重な文献を買ったりしますね。なぜか。今週だけでも約20冊。自分でも驚きです。

 今日は会議でしたが、いつものにようにうつらうつら。遠くに言葉が聞こえるときこそ、あぶないのですよね。

 夜、2ヶ月ぶりに世間話をしに行きました。サーズは怖いですね。今度の冬は要注意です。日本に上陸ということも考えられます。大腸菌が防ぐというのは本当かわかりませんが。

 BSで「彼女たちの時代」の再放送。それも最終回。いい番組でしたね。これは。でも出てくる人物よりも、すでに年を取ってしまったので、違和感が出てきました。

 脱臭機とざる、スリッパを購入。


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