鴛鴦呼蝉庵日乗 2003
  2003.09.09  顔文字続編 
 

 ここで、顔文字や(笑)を使ったら、違和感を訴えた人がいて、それもなんですが、文章で使ったら、また違和感を覚えた人がいて、ああ、やっぱり顔文字などの約物については、まだ認知されていないなぁというのが感想。
 パソコンの第一世代としては、BBSというと、ネットの掲示板ではなかったのです。パソコン通信の時代、FORUMかSIGかで、すぐに所属がわかりましたね。電話回線での通信の世界は、極めて遅く、その遅さが問題で、電話料金がかかるから、オートパイロットソフトが使われました。また、圧縮技術も盛んになり、バイナリファイルをテキストでアップするという技術も出来ましたね。そういう時代です。インベーダーゲーム世代とも言えるでしょう。それゆえ、顔文字を早くから使っていた、あるいは(笑)などいう約物は、すでに20年前より使っていたので、今頃指摘されると、この顔文字や約物の歴史はまだまだ浅いと思われているということになります。

 最初の頃は、nifterm を使い、そして、nifpでしたね。ログを見るのは。まだ、aircraftは知らないでいました。今思えば、aircraftを使っていれば、program air の実力についてもっと早くに知ったことですが。
 そのころ、テキストでどのように感情表現するかということで、顔文字や約物ができたのでしょうね。大したことではないのですが、しかし、よく使っていた気がします。
 それで、きつい表現を回避できたのでしょうね。テキストだけの世界は、どうしても誤解を生じます。普通の感想を嫌みとったり、単に褒めたことが嫌らしい下心があると思われたり、そういう誤解を生じやすい世界でした。だからこそ、話すニュアンスを文字にする必要があったのです。
 それは、時代を超えても使われると思います。文字が文字で伝わる限り。

 そこで考えたのが、手話の場合の顔文字的な用法です。もともと必要ないかもしれませんが、あると面白いですよね。表現に幅が出ますから。

 ペンネーム「シブリーヌ」さんと半年ぶりに再会。ビジュアル系バンドの現状とアニメの現状について意見交換。そしてオタクについても。

 3:50就寝、7:10起床、3:20睡眠。


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