2004.03.10  モンブラン   
 

 モンブランというお菓子があって、ほとんどの場合、その形は、似ていて、どこでも、あの少し太い糸がかかるようなデコレーションは普遍のようです。形の多少は違いがあっても、でも、大体あのごつごつした形にはこだわりがないようです。むしろ、その形が違ってくると、違和感があるかもしれません。普段四角い豆腐を食べているが、ざる豆腐を食べるとき、違和感を感じたということを聞いたことがあります。四角いものが、ばらばらであることなと、違和感そのものでしょう。
  杏仁豆腐がそうでした。いままで、四角いさいころのようなものをイメージしていたのですが、ある店に出されたのは、器に入っているヨーグルトそのもので、しかし、味は杏仁豆腐なのです。いままで培ってしまった杏仁豆腐の形について、その概念を崩されたようです。でも、一度崩されると、後からは楽ですね。
  五家宝もそうでした。円筒形のもののみ食べていたのですが、あるとき、丸いのがあったときは、違和感を感じました。
  たぶん、雑煮もそうかもしれませんね。四角い餅と丸餅との違いもありますし、みそと醤油、煮込みと材料を加えるもの、その差は大きいですね。その違和感は、いままでの概念によるもので、文化そのものだとすると、文化の違いがあるわけで、そうなると、文化というは、絶対的に存在するのではなくて、相対的に、個人によって内容が異なるものとして存在することになります。
  個性が文化の根幹として存在するのであれば、個人の生き方自体が文化というとになりますから、文化は個人そのもの、人間の生き方であって、ものではないといえそうです。作られたものよりも、作る人なんですね。
  小説とか物語もそうでしょう。文章そのものもそうですが、書かれたものが文化、あるいは個性ではなくて、書く人、その書く人の存在そのもの、存在を意識することが文化であると言えないでしょうか。
  書かれたもの、内容は受け手によっていい、悪いはありますね。それは個性ですし、個人の嗜好です。書き手の意識を離れて、いいと思われることもあります。そうなると、受け手標準に思われますが、そうでなくて、書き手がいるから、受け手は読めるので、書き手主体ということには違いありません。文章の存在は、読み手が書き手の存在を意識したところにあるのでしょう。書き手を意識して、実際とは違うかもしれませんが、読み手が書き手を想像する、そしてその文章と書き手の位置を想像する、だから読み手は、想像を主体として書き手という人間を意識する。
  これが、書かれた文章が文化ではなくて、書き手そのものが文化であると意味なのです。

 もう少し、言い方を極端にすれば、書き手の存在が文化でありますし、書き手の内容はいろいろ言われることはあっても、基本的な存在感は、書き手がそこにいるかいないかということになります。
  読み手の数ではないのですね。書き手の数でもないのです。文章の量でもないですし、内容でもないのです。書き手が、書きたいことを書き、読み手がそれを自由に読む、その構造自体がすでに文化の一部として認識されるのでしょう。

 違和感から始まった、モンブラン、どこがおいしいでしょうか。プリンならPASTELですが、杏仁豆腐なら、パッパパスタですか。エディもまあまあ。羊羹なら、小布施堂。あとは省略。

 指示内容というのは、的確でないと難しいようです。説明する、解釈するという指示を出しても、それを受ける方が先入観で、こうであるという想像の元に動き始めると、違うことを言ったりします。質問をすると、その質問に答えず、別の方法で答えることがありますが、特に政治の世界では、それはよくあることで、それではぐらかすという意味もあります。はぐらかしでない場合、質問に答えるには、実は、相当の注意力が必要となります。質問の内容を理解する、そして質問者がどういう答えを求めているのか理解する。それをふまえて、内容と形式を考える。という手順になることが多いでしょう。
  答えるというのは、あくまでも、質問に答えるわけですから、質問するがわの意図に沿うことになります。質問が自由であるいうことはありまないのですが、質問の枠というもの、質問のスコープを理解していくことで、回答を作成できます。
  この意味では、質問というのは、相対的な問題であって、それは、絶対的な価値を持つものではないことが言えましょう。

 本日到着したウィルスが発信されたプロバイダー。このプロバイダーが悪いのではなくて、このプロバイダーを利用している人に、ウィルス感染者がいるということですので、ご注意下さい。

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 6:20就寝、7:30起床、1:10睡眠。
  朝食、ごはん、納豆、みそ汁。昼食、あんぱん3個、八朔。夕食、ごはん、みそ汁、冷や奴、サラダ。夜食、なし。

     
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