鴛鴦呼蝉庵日乗
2005.03.20  食べることの時間

 食べること自体は短期間のことなのですが、食べるにはその準備にかなりの時間がかかります。その時間を圧縮してほとんど瞬間の出来事が食べることです。
  ご飯について例を出せば、苗代で稲作りをし、田に植えて、約3ヶ月ほどかけて育成させます。稲刈り、乾燥、脱穀をして私たちの近くに来るわけですから、数ヶ月の準備が必要です。肉も食べるにふさわしい年齢に家畜が成るまで育成していくわけですから、数年かけて食べるのにふさわしくなるように、飼育していくわけです。
  その数ヶ月、数年間かけて育成された食材を、食べやすくして調理します。それをいただくのですが、ファーストフードや簡単にした場合は、あっと言う間に、食べ終わってしまいます。長年掛けた作物は食べるとき一瞬でその使命を終わらせてしまうのです。
  食べることは短い時間ですが、それに至る過程を考えると、一瞬のために多くの人ががんはっているとも言えます。

 綾部より連絡。阿武さんの出版記念のうちわの会合を持ちたいと。27日の5時から高田馬場で。鈴木、岩田と小山田も来るという。その前に行くところがあるので、送れますが、翌日も朝早いので、二次会は無理でしょう。幹事の綾部が上機嫌でした。仲間が集まるのが嬉しいのでしょうね。いいことです。

[今日の記録]
睡眠時間:3:30就寝、10:30起床、7:00時間。
天候:晴。最高気温10度。湿度36%。
花粉症:鼻水は大分楽に。

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