マーケティングで、市場の動向というよりも、消費者の嗜好を分析する場合、まだ市場にない、あるいは消費者が求めているものを分析して、企業が戦略を練ることにします。すると、まだ市場にないということは、消費者が求めているものを、調査する側が推定しているものとなります。最初から、消費者の求めているものを想定しているからこそ、その答えが出るわけです。消費者が求めている物があって、それが何かを考えるということになると、その物は、すでに消費者が想像しているわけで、その想像しているもの当てる、神経衰弱ゲーム的な発想となるわけです。
ところが実際の消費者は、流行を求めていたり、斬新を求めていたり、マーケティング通りにならないことがあります。商品の方から語りかける強さとでもいうべきものがあって、それに打たれることもあります。
つまるところ、予想している範囲で、予想の答えを出そうとすることは、消費者を予想の範囲に収めようとする行為であり、それは、消費者を自分の枠内に閉じこめようとすることでもあり、そして自分の範囲を狭めることになりかねないのです。それゆえ市場動向調査をすること、調査する側が狭くなってしまうことを回避しないと行けません。
同じ事が学校の授業調査にも言えますが、それはいずれ。
今季初の甘夏を食しました。
昔の知り合いの父親の訃報を新聞で見ました。73歳ということです。本人よりから連絡を受けるほど友人でもないので、記事を見るばかりですが、少々切ない気持ちにもなりました。
Vectorに今日公開された記事の引用です。駄文ですが。
http://www.vector.co.jp/magazine/softnews/050323/n0503233.html
パソコンには多くのフォントがインストールされていますが、どれがどの書体かを常時把握することは難しく、使うときにワープロソフトで確認するのも面倒です。プレゼンテーションでもフォントを上手に使うことで、より訴求力のある表現ができるといわれています。そこで、フォント見本を表示するソフトを作成しました。今回のバージョンアップでは、シェアウェアからフリーソフトにし、また特定のフォントのみを表示する機能である、フォントグループ設定を入れました。見出しや本文用など、いくつの場面に応じてグループ化して使うことができます。
ただ、決して使いやすいソフトではないので、使う人にまかせる部分も多く、ユーザにとっては便利でない部分が多いので、申し訳ないと思います。表示に関しても、グラフィックでキャンバスに表示した方が正確できれいにできるのですが、表示した内容を保存し、ワープロソフトで加工してカタログ保存できるなどの汎用性を考え、リッチテキストフォーマットで保存することにしています。実はこれが問題となって、行末で表示できないことがあり、空白を入れることで対処していますが、それでもだめな場合があります。使用頻度も低く、年に1回程度の使用だと思いますが、インストールしているフォント一覧を一度作っておくと便利だと思います。
パソコンにより、自分の言いたいことや伝えたいことを表現できるようになります。「かけがえのない今の自分を、いまの自分のことばで表現する」ためにこのソフトがお役に立てばと思います。最初にパソコンに触れたのがFM-8で、ワープロもドットプリンタを1/2改行で打ち出すなど、苦労していました。それから25年。いま、よく使うフォントは、ヒラギノ、游明朝体、游築五号仮名などですが、きれいな字面を見ると、昔の8ドット、24ドットのころがはるか昔のようです。きれいなフォントであるからこそ、フォントを有効に使うことで、訴求力を増して、自分の言いたいことをよりよく伝えることができるのだと思います。フォントを自分から効果的に選ぶ時代です。でも、その反面、印刷業界の不況も気になります。パソコンですべてしてしまうことで、印刷業界に影響があるのはどうかと。印刷業界があるからこそ、きれいなフォントが作られているので、もう少しこのあたりのことを考えたいと思います。
「真性活字中毒者読本」(柏書房) という本があり、いつも手元に置いていますが、これを読んでいると、フォント作りをしている方々には頭が下がる思いです。文字は文化です。英語だと「1」のことを「one」と1種類の文字種で表記しますが、日本語の場合は、「一」「いち」「イチ」「ichi」と4種類あります。それだけ豊かな表現ができます。文字の豊かな文化圏だからこそ、フォントは大切な要素であり、文化だと思います。このソフトも、そうしたフォントがあるからこそであり、多くの美しいフォントを作ってくださった方々に感謝しています。
[今日の記録]
睡眠時間:4:00就寝、7:00起床、3:00時間。
天候:雨。最高気温13度。湿度87%。
花粉症:大分楽でした。 |