鴛鴦呼蝉庵日乗
2005.06.27  MACアドレス

 またもやパソコンの修復です。というのも、職場のパソコンがネットにつながらなくなったと連絡を受けて、実は土曜日からその現象は出ていたのです。ただ、接続できるパソコンとそうでないパソコンがあって、なぜだかかわりませんでした。そこで、pingやtracertなどを試して、通っているのは確認できました。しかし、ブラウザは上りも下りもだめでした。サーバーなのか、どうか。まったく判らない状況でそのまま月曜日に。
  月曜日になると、被害は拡大していて、多くのパソコンがネットは接続不可に。かといって、パソコンやケーブル、hubにエラーがあるわけではなく、pingが通るのです。ここで専門家登場。SEに尋ねていろいろ試して、しばらくしてわかった、いやもっと早くに気付くべきだったのが、IPが違っていたのでした。IPは自動割り当てですから、何もきにしていませんでした。ところが本来接続していないIPが接続しているのです。よく、192.168.1.1などとしますが、これは簡単に言えば1グループなわけです。今回の職場の事件は違うグループのIPが割り振られていたのです。職場のネットワークは複数あって、それぞれファイヤーウォールがあって、進入不可にしていたのですが、IPでの割り当てのエラーがあるとは思えませんでした。進入はできなくても、不気味です。あるパソコンがそのような設定、例えば、192.168.1.254などを支配していることなのでしょう。
  そこで、そのパソコンをサーバーから探したら、確かにありました。ただ、どれかは不明です。唯一判るのは、MACアドレス。00-00-4C-xx-xx-xxというNICの固有の数値ですね。同じものは一つとないはずです。で、起動しているパソコンを確認して、このMACアドレスのを探しましたが、見つかりません。これで2時間。
  もう時間切れというとき、ふとこの「00-00-4C」に見覚えがあるのです。どこだったかと思案していたとき、昔使っていたNECのV200SZの時にこの数値があった気がしました。それとほぼ同時に思い出したのは、MACアドレスは固有番号であって、最初の数桁がベンダー番号だったと。それで、SEの人と一緒に検索。なんのことはありませんでした、NECだったのです。原因はNECのパソコンにありました。そうなれば、NECの機種を使っている部署はわずかですから、探すのは簡単です。
  MACアドレスからベンダーを特定して、パソコンを特定する、昔なら当然考えたことが、年老いたせいか気付きませんでした。MACアドレスを使うことは、今、ほとんどないでしょうから。便利になればなるほど、固有番号の必要性が出てきます。しかし、情報との関わりがあります。なかなか難しい世界です。

 職場ノートパソコンのHDD故障に伴い、換装費用。5万円。ということで、自前で交換することに。そうすれば、1万8千円ほどです。時間はかかりますが、3万ちょっとの節約。まず一歩から。

 時間をとるか対価としての金を取るか。春闘は変換の節目を迎えています。

[今日の記録]
睡眠時間:4:30就寝、7:00起床、2:30時間。
最高気温:32度

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