鴛鴦呼蝉庵日乗
2005.07.08  病児保育補助制度

 病児保育の費用補助について交渉しています。こんかいの春闘は時間が主なものです。そしてその中に病児保育の件を入れることにしました。37度の熱でも、動き回れるような元気な場合もあります。もちろん重い場合、病気の場合は親は欠勤して看病します。それは当然です。でも、子どもはかなり元気ですが、熱があって保育園では預かれない場合もあります。そういう場合、病児保育の機関に預けますが、それは地域によってまちまちで、金額も2500円から6000円とかなり差があります。地域によっては1歳未満は預かれない場合もあります。働く人は、働くことを主としています。欠勤すればいいというものでなく、代替不可能な場合、病児保育に預けて働きますが、その費用はかなりの負担です。時間給の場合は、その負担が大きくて収入が大きく減る場合もあります。それゆえ病児保育費用の補助は大切なことだと思います。介護や育児の時間を確保できる一方で、働くことを継続しなければならない、あるいは働きたいという意欲があるのに、それを病児保育で代替できるのであれば、企業にとっても有益なことです。
  多分、この地域の同業ではまだ病児保育費用補助は少ない思います。ほとんどないでしょう。それゆえ取り組む必要があります。経営者側も理解を示して、理事会で通ればこの秋からも実施の可能性も出てきました。こういうときに経営側が理解してくれる企業だと、労使協調で発展していきます。確かに、今、ここは発展してきていて、同業の人からもうらやましがられることしきりです。定年の後の再雇用が2年間あり、それも無条件再雇用というのですし、再雇用時の給与は、定年の時の給与の50%から75%です。それも年収の50%ですから、かなりの高額です。61歳で38歳程度の給料となります。それほどめぐまれてきたのは、利益は働く人に還元するという姿勢が功を奏したのだと思います。
  久しぶりに交渉の場に戻ってきて、以前と違うことを多く認識しています。それは同業種との比較、平均値では話にならないことです。働く人たちの意欲や目的、現象を踏まえた上での要求でないと、理論的には根拠が弱くなります。最終的には企業体を発展させるための材料です。それをしていくことと、モラルの向上とは同時進行すべきですが、まずは環境整備です。経営側はすでに給料の高水準の維持や、労働条件の改善を名言していますし、それに向かっています。労働者側もそれに向けての努力をしています。それらが相乗効果を生んでいると言えるでしょう。

 病児保育補助制度、これができるかどうかは、経営側の姿勢のみならず、企業体の生き様、存在価値を示していると思います。
  病児保育補助制度はこれからも多くの企業でなされるべきものだと思います。

 なんとか今月中に春闘が終わることを願って。そして更なる発展を願って。

 むしろ、睡眠不足は思い切り不足している方が眠くならなくてすみそうです。ほとんど徹夜で仕事を完了して、今日一日で、多くのことを処理。残るは広報誌発行のワープロ打ち。まだまだ仕事が終わることありません。なかなか浜本ゼミにも参加できず。かなりの停滞感ですが、この夏に挽回する予定です。大村はま先生の会の申し込みを忘れていました。明日には。

 明日は関わった人たちの同窓会で、15年の歳月の人々が参加します。それゆえ、学会はお休み。大河原先生の講演を聴けないのが残念。

 全国大学国語教育学会のホームページが岩手大学に移りました。で、新入会員の紹介があるのですが、氏名を公表するのは、個人情報保護法に触れないのか心配です。問題にならないといいのですが。

[今日の記録]
睡眠時間:6:20就寝、7:00起床、0:40時間。
最高気温:28度

前へ 目次 次へ
かくかい Copyright 黒川孝広 © 2005,Kurokawa Takahiro All rights reserved.
  かくかい