鴛鴦呼蝉庵日乗
2005.10.07  帰宅直後が勝負

 時折疲れて帰宅すると、着替える気力もなくて、ネクタイをしたまま、ワイシャツの袖をまくって夕食を作り始めます。ネクタイを濡らさないようにするのが面倒ですが、帰宅してから一気にやらないと、疲れてしまい、何もしなくなってしまいます。で、その勢いで、換気扇のフィルターを交換したら、油汚れがワイシャツに付いてしまい、洗っても落ちません。往々にしてこういうことはよくあることです。注意しても起きてしまいます。夕食後は片付け、生ゴミやゴミ出しの準備で終わり。風呂の用意をして、着替えて、郵便物やら確認してから、パソコンという作業ですが、そのあとの流れが悪く、時間がかかります。

 財布の中に領収書が溜まります。普段なら、ほぼ毎日、取り出すのですが、ここのところ、そのままにしてしまい、かなりふくらんでいました。お札は一枚も入っていないのに。

 河野さんから連絡。勤務先が変わったとのこと。ますますのご活躍を。

 発見することと、深く考えること、その両者は同時に起こりうることだと思います。深く考えることで、今まで別々だった事象につながりが見えてくることがあります。そのとき、発見となります。新知ではなくて、今までの知識と新しい出来事とが関連して意味があるものに見えるときに、それは発見となります。その発見はある時には感動を呼び起こして、次なる原動力になります。原動力とは、生きることへつながっていきます。そのために考えていくのでしょう。深く考えることをやめるときは、生きる事への精神的な向上をやめたときです。安定とか安静とか制止とか。それはそれでもいいのですが、そればかりでは、何も生まれません。生むときこそ、生きることの証でしょう。

 ふと、今日の午後、「顔色、くそ悪いよ」というのが耳に入って、どうやら友達に言っているらしいのですが、この応用はどうか。「くそ難しい」は聞きます。「くそおいしい」は聞きません。「くそ美しい」も。「この、くそ忙しい時に」「くそったれ」とかの「くそ」です。
  で、辞書です。『岩波国語辞典』では、
「(2) 〔感〕人をののしったり、「何を」と思ったりする時、発する語。(3) 《名詞に付けて》物事や状態をののしったり、強めて言ったりするのに使う語。「―ばばあ」「―勉強」「―落着き」「―まじめ」「へた―」「やけ―」」
とありました。「名詞に付けて」とありますが、形容詞にも付きそうです。
  次は『広辞苑』。
「他の語につけて、卑しめ、ののしり、または強めていうのに用いる語。「―度胸」「へた―」「―まじめ」「―おもしろくもない」_(「…も―もない」の形で) …など問題外だ。「法律も―もない」 [感]人または物をののしったり、「何を」と奮いたったりする時に発する語。「―、負けるものか」「―を食らえ」」
  こういうことなのでしょう。ところが、『広辞苑』にはこういうのもありました。
「 くそ [代]親愛の気持をもって相手を指していう語。きみ。こそ。宇津保藤原君「おもしろきことのたまふ―たちかな」」
  これ、実は真意かも知れません。非常に悪いことに使う言葉は非常にずば抜けている時にも使います。境界が実は接近していたりします。

 ふときれいな色ということで、肌色。R255、G203、B165。どうでしょうか。

[今日の記録]
睡眠時間:4:00就寝、7:00起床、3:00時間。
最高気温:22度

前へ 目次 次へ
かくかい Copyright 黒川孝広 © 2005,Kurokawa Takahiro All rights reserved.
  かくかい