鴛鴦呼蝉庵日乗
2005.10.10  ソフト作者の終焉はネットにも流れない

 ネットのニュースで、「FD」の作者、出射厚さんが2004年11月7日に逝去されたと知りました。その知らせを見たとき、ショックでした。会ったこともなく、連絡をしたこともない人なのですが、その業績の偉大さに比べて、訃報も新聞にも載らないからです。
  FDの表示部分を清水洋平さんが取り出してのが「MIEL」で、それをもとに「桃」シリーズを作成したのでした。FDもMIELも当時はよく使っていました。FDもMIELもWindowsXPで使用できるソフトで、表示も十分高速です。FDの延長としてWinFDがありましたが、それには行かず、現在は別のファイラーを使っています。でも、キーコマンドについては、FDと同じにしています。主なキーは次の通り。
  [ESC]終了
  [L]ドライブ切り替え
  [BS]親ディレクトリへ
  [F]ファイルマスク
  [V]ファイル表示
  [SPACE]ファイルをマーク
  [HOME]全ファイルをマーク
  [U]ファイルの解凍
  [X]コマンドを入力実行
  [E]エディター実行
  [C]ファイルコピー
  [D]ファイル削除
  [M]ファイル移動
  [R]ファイル名変更
  [K]ディレクトリ作成
  [S]ファイルソート表示
  ソフトの作者が亡くなると、ネットにその情報が流れるのは大分後になります。その意味では、ソフトの終焉、特に作者が亡くなって著作権の関係などについて、考えさせられます。サイトもそうです。いつか終わるときが来ます。そして有名なサイトやソフトの作者がなくなっても新聞の訃報欄には載らないのでしょうね。世界が違うから。
  FDとMIELとVZと併用すると、かなり強力なシステムとなりました。Windows3.1でもしばらくはMIELを使っていましたし、偽装拡張子などについては、MIELでヘッダを見た方が確実でした。FDはかなり高度なファイラーだったと思います。
  次世代に確実に継承されていく作品です。

 休日になると、体調を崩しがちで、起きたらふらふらとした感覚があって、熱が出てました。昨日はあの寒さなのに、浴衣でスーパーまで買い物に行ったのが失敗だったかも。あの寒さで浴衣はないでしょうが。
  結局、タンスや本の整理作戦は不成功。いずれに。

 映画「いま、会いにゆきます」を見ました。

 昨日、HDDのファイルで思い切った整理をしたのですが、かなりふっきれたからなのでしょう。今日も、個人情報で、年賀状などのデータ以外は、全て削除しました。業務関係のファイルも、今使用している分以外は全て削除。今までは自分で作ったファイルは惜しいという気もありましたが、意外とすっきりと削除できました。
  ふと、以前、ネット関係の人から、サイトを閉めたという連絡をいただいたことを思い出しました。5年近くサイトを運営して、私よりも数十倍も訪問者があったのに閉めてしまうその勇気は、ほんの一瞬でひらめいたそうです。いつか再開するでしょうが、今までの資産を閉じるというのも、勇気が入ります。そんな勇気は、多分、何かのふっきれたことからでしょう。
  昨日の整理は別段何かあったわけでなくて、ふと思い立ったのですが、その連動で、どんどん色々なファイルを削除しました。意外とすっきりするものです。

 C++を勉強するという人の話があって、JAVAからC++だから、構文などはそっくりだから大丈夫でしょうが、ポインタとクラスライブラリの使用方法、構造体のことですね、それだけ理解できれば簡単だと思います。ただ、MFCは使わない方がいいかと。深い理由はありませんが。

 最近、また地震が多いです。

[今日の記録]
睡眠時間:4:00就寝、10:00起床、6:00時間。
最高気温:18度

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