2005.10.26 本との出会い | |||
毎日新聞の読書調査があって、読書意欲は高いのですが、本との出会いがうまくないように思えました。ということは、まず手当たり次第に頁をめくることから始まります。頁をめくることで、内容を少しでも感じます。で、最初の一頁を読んで、つまらない本はつまらないものです。そして隣の本を取る。そういうふうに図書館の本を棚の端から端までを手にとって、目次と本文の一頁を読んでいきます。そして元に戻します。何か引っかかった本があったら、それを読めばいいのです。100冊手にとって、一冊心に残るのがあればいいわけで、そうでない場合は、次を探すのです。発掘の連続です。発掘していって、はずしてしまうこともあります。だから、本との出会いは、自分に合う本を探すことができるような感覚を育てるまでの時間と本を開く回数なのです。それは、ネットなどの二次情報ではだめで、本を手にとってできる作業です。 この方法とは別に、新書本を若い人に読ませて、考えさせるという作業を終えました。ちょっとした指示のみですが、やはり準備に半年かかりました。その指示内容につていは、いずれ。この結果は、各出版社に連絡して、各出版社を横断した新書目録、それも索引のないものを作っていただけるように折衝します。たぶんいくつかの所で、こういう若者向けの目録を欲しがると思います。かといって、作るには時間もかかりますので、どうするかは、これからの問題。 [今日の記録] |
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