鴛鴦呼蝉庵日乗
2005.12.07  論理は感情に負ける

 論理が通用するのは最初の方で、実際の社会では論理よりも感情、先入観の方が優先します。感情で苦手な相手だと正しいように思えても、それは偽ではないかと思ってしまいます。猜疑心というのではなく、もともとそういう人物は信用に足らないからです。
  論理が通用するのは相手を信用しているからであって、信用していない相手の場合は、論理は不要です。
  話が通じるかどうかは、言葉の機能ではなくて、人間関係に依存しますから、言語学では言語の機能のみですから、それを人間関係までのコミュニケーションとして捉える、そしてそこに人としての生き方も含めていくのはローカルなことなのですが、それも必要ではないかと思っています。それを心理学ではなくて、全体的な人間と言葉の機能をからめた学問として捉えることも必要ではないかと。そして人間の個の成長関係も含めて入れるとなると、発達科学として捉えていく、その上で教授としての教育学を取り入れていくことで、教育学が科学として位置づけられているのではないかと思います。教科教育を科学として認識するためには、教育学そのものが教育の行為というよりもそれを含めていくオブジェクトとして認識する方が妥当のようです。

 昼ぐらいからどうも具合が悪く、それでもなんとか2つの会議を乗り越えようとしたのですが、後の方ではうつろに過ぎて、呂律も回りにくく疲労感のみ残りました。帰宅して食事をして、さて一仕事となるべきところ、左右の視点がずれたので、これはまずいとそこで休むことに。

[今日の記録]
睡眠時間:4:00就寝、6:50起床、2:50時間。
最高気温:9度

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