鴛鴦呼蝉庵日乗
2006.1.15  パソコンのキーボードは左に寄る

 パソコンのキーボードは大概、パソコンの正面に置かれますが、その位置がどうも不自然な感じがして、それで、確かめてみました。パソコンのキーを叩く場合、ディスプレイの中心を向いた場合、パソコンのキーボードの中心は、「G」と「H」の中心にならなければなれません。それは、手の動きの中心がその位置になるからです。ところがディスプレイの中心には、「L」がきていたりします。つまり、左に寄っていました。
  次に、ディスプレイについても、左右の中心に印を付けてみて、普通にすわったときはどの位置にあるか見たら、左に寄っていました。
  ということは、パソコンのディスプレイは左側にテキストなどを表示することが多い、つまりホームポジションが左上なのは、キーボードの配置にも比例しているようです。もし、人間工学から考えるのならば、右手の長さは別として、ディスプレイの中心に向かって見て、キーボードの「G」と「H」がディスプレイの中心にならなければなりません。かなりテンキーが右側に出て行きますから、マウスに届きにくくなります。
  マウスを中心に考えると、キーボードはディスプレイの幅と同じようになります。これもまた不思議なことです。
  ソフトを中心に考えると、横書きのが多く、左側に表示されることが多いようです。すると、ソフトの表示の中心に体を動かすと、ディスプレイの左から1/3の位置を見ている事がわかります。それを中心に考えると、キーボードは、少しディスプレイよりも右になります。
  では、ディスプレイとほぼ同じ幅で使うキーボードの位置とはなにでしょうか。たぶん、大きさからくる錯覚ではないかと。数字を多く使わないのであれば、テンキーなしのキーボードがいいのかもしれません。
  人はどうしても左側に寄るわけですから、パソコンを使うとは、左側に寄っているのです。それと、陸上のトラック競技が左回りなのも同じなのでしょう。

 一日にできる仕事量とは、だいたい3つが限度で、それは準備も含めてですが、今日は、4つを予定てして、さいごの1つが時間切れで出来ず。できないことがまたストレスになりつつあります。

 ようやく四人展の写真について、いくつかを整理。あとは、スキャナで読み込みをして、画像処理をすれば終わり。ただ、フイルムスキャナで読み込んだ方がいいのかと思いますが、高額なので断念しつつも、昔からのネガの本数は数百本なので、そのうちに使えるものをスキャナで処理したいと思いつつも、時間の関係でできないかと。
  ニコンが銀塩写真機について2種類以外は製造中止だとか。いよいよ写真はデジタルの流れになってきましたが、印刷の写真集や、展示については、まだまだ銀塩写真の方がきれいですから、銀塩写真の必要性はあるかもしれません。プリンタにより印刷は、まだまだ耐光性に劣りますから。
  そう考えると、印刷物も昔ながらの和紙に墨が一番いいのかもしれません。

 孟法師碑の文章、うまく切れるところを発見するのは難しいようで、変なところで切る場合が多く、注意が必要です。特に、何度も改装されて、欠落もありますから、その当たりは見当を付けないと。「校碑随筆」あたりで調べておかないといけません。もちろん、碑文のみですから、文章そのものについは、各種資料が必要です。つまりは、文章史そのものなのです。字形ではなくて、文章という見方が必要です。そうでないと欠画などについて説明できません。

 本の移設作業の後始末が終了。あとは、本作業のみ。しかし、これまでの荷物運びの後遺症で腱鞘炎が再発。滲みるような痛みが特徴。気をつけないと。
  火曜日からようやく以前の体制に復活予定。まずは、資料整理から。ようやく今年が始動したようです。

[今日の記録]
睡眠時間:5:00就寝、10:00起床、5:00時間。
天気:晴れのち曇り
最高気温:14度

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