鴛鴦呼蝉庵日乗

2006.03.13  四捨五入という思想

 雪が舞った午後でした。

 人事は私の管轄ではないのですが、人を探すというのは難しいということを実感。

 たすき掛けの計算をするのですが、それを何十にも重ねていくことで解決できるのは、組み合わせと同じ作用で、それを総当たりにするか、たすき掛けにするかの違い。今年もこの季節がやってきました。あと2週間はこの作業に没頭します。

 3つの数の平均を求めて四捨五入するときと、2つの数の平均を四捨五入するのとでは分散が違うということを改めて実感。たとえば、
  2 2 3 これは、2.33
  3 3 4 これは、3.33
  4 4 5 これは 4.33
これらは単純に四捨五入できます。で、問題は最高値の場合。例えば、5を最高値とした時です。
  2 2 3 これは 2.33 よって 2
  2 3 3 これは 2.66 よって 3
  3 3 3 これは 3.0  よって 3
  3 3 4 これは 3.33 よって 3
  3 4 4 これは 3.66 よって 4
  4 4 4 これは 4.0  よって 4
  4 4 5 これは 4.33 よって 4
  4 5 5 これは 4.66 よって 5
  5 5 5 これは 5.0  よって 5
つまり、2や3や4の場合は、3通りが基本で、あとは前後の順番の組み合わせの通りがあります。最高値の5は2通りしかありません。つまり、この方法は、2 3 4に収束する方法だと言うことが分かります。その確立は1/3。よって、単純な四捨五入は通用しないことになります。
  これが2つの数の組み合わせだとどうでしょう。
  2 3 これは 2.5  よって 3
  3 3 これは 3.0  よって 3
  3 4 これは 3.5  よって 4
  4 4 これは 4.0  よって 4
  4 5 これは 4.5  よって 5
  5 5 これは 5.0  よって 5
この通りにそれぞれ2通りあります。
2つの数との平均と、3つ以上の数の平均では、最高値の扱いが異なることが分かります。

 「游明朝体五号かな」と「游明朝体36ポかな」が発売。仮名書体のみならず、組み合わせ書体を販売して欲しいと願います。合成フォントを使えるソフトは少ないので。本明朝のように埋め込んだものも発売してくれれば、使いやすいのですが。

 本日購入の書籍
『和文電子活字綜合見本帳』朗文堂
  すこし前のデジタルフォントの見本です。これを見ると、リョービのフォント見本は組版工学研究会が作成したのが判明。本明朝BOOKも組版工学研究会が作成したそうです。もう一つ欲しい本が朗文堂にあるのですが、今回は見送り。

 名前をよく間違えられます。「広」を「弘」に。注意するのが面倒で、そのままになったりします。名前での「弘」の方は認知が高いですが、「広」の方は弱いのでしょう。

 知り合いの人が移動に。いつもいる場所から総務課に。

 年度末は飲み会が多く、これから胃には辛い季節です。

[今日の記録]
睡眠時間:3:30就寝、7:30起床、4:00時間。
天気:曇
最高気温:7度

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