鴛鴦呼蝉庵日乗

2006.11.09  多用中

 ここのところ、あまりにも仕事が立て続けにあり、岩淵先生の励ましもありつつ、なかなか図書館にも行けない日々で、煮詰まっていました。次から次ですから、切り替えに時間がかかりますが、なんとか乗り越えようとしています。
  たのまれた同僚からの原稿、営業、営業の準備、そんななかで、土曜日のGPの講演会は浜本先生の講演があるので、そこで一気に自分の雰囲気を変えていくつもりです。
  春闘も今週の団交で多分最終となるでしょう。春から秋まで時間がかかりましたが、成果は確実にありました。労使ともに大変な年だったと思います。その中でも今までにいつの間にか植え付けられてきた成果主義や能力主義的な発想について、いい面と悪い面を明確にすることができ、文化や人間関係や仕事の開発力との関係から見て、整理できました。来週には一つの区切りが出来、そして来週から別の運動体が動き出すというあわただしい中、自分の時間をなんとか取るべく努力する予定です。今週はいろいろと煮詰まることがおおいですが、土曜日で息抜き、来週はまた詰まって、来週の後半から巻き返す予定。来月の選挙で執行委員を降りればかなり負担は楽になるかと。

 新聞で、ピーター・フランクルさんの意見を読みましたが、確かにその通りではないかと。

 夏の日本国語の倉澤先生、田近先生、浜本先生の鼎談の記録、読んでみましたが、とても価値ある内容でした。夏の田近先生の発表の記録を見てみたいと。

 ここに書ける時間もなかなかないのですが、週に1度を目標に再開しようと思いますが、果たしてどうかと。来年からは、教育とパソコン周辺とに絞ろうかと。いままで教育の内容は避けてきましたが、いよいよ教育の内容を述べないといけない時代になりました。
  メモ代わりに。企業の社員数を、就職から定年までの年数で割ります。たとえば38年間働けるとして、76人いるとすると、世代の考えだと、1年に二人採用すると、各年齢に2人いることになります。その賃金で計算して、諸経費も入れて、それを合計すると、モデル人件費が出ます。そのモデル人件費をもとにして、実際の人件費と差額を見て、その上で、モデル人件費の振幅を計算し、そこからどこまでの振幅で、どこで事業を拡大し、どこで人件費を増やすかなどの方針が出ます。それが将来的な展望となります。
  来年からの労使協議ではこの点から有効な人件費原資計算をして、長期的な計算をしていくことが必要となりそうです。

 教育再生会議も、中央教育審議会も、教育学や各教科の教育学についての専門家が少ないのが気になります。教育学の論理では展開できないということなのでしょうか。学問の成果を生かさないというのが、どうも気になります。実践学だけではだめなのです。長期的な視野をもった学問がすでにあるのですから、それが生かされないということは、各大学での研究の意義を認めていないことになりはしないかと。

 東京都では高校生の56%が私立に通っています。約230校の私立があるわけで、その比率は全国でもトップの多さですから、私立と公立の関係は他の都道府県とは違った関係になります。東京の私立の中等教育学校がないのは、いろいろな事情です。

[今日の記録]
睡眠時間:3:00就寝、10:00起床、7:00時間。
天気:晴
最高気温:20度

前へ 目次 次へ
かくかい Copyright 黒川孝広 © 1997-2006,Kurokawa Takahiro All rights reserved.
  かくかい