2007.03.21 再び組織について |
|||
最近、街中を歩いていると、大きな料理店が軒並み閉店に追い込まれているのを見かけます。聞くところによると、そういう場所では企業が大きな宴会を開くことがなくなったとか。ところがそうなると困るが、中小企業で、多くの社員を集めた宴会、たとえば送別会などを開くときに場所がないことです。それで、送別会も人数を限定したりするなど、苦肉の策が施されます。 組織論の最後です。といっても予定ですし、組織論というほどの論ではなく意見です。組織図を作るときに大切なのは、どの人材を伸ばしていくかということです。人材を伸ばすために、顧客への対応をよくして、品質のよい製品を作るために、顧客に対してのサービスを向上するために、組織を変えていくのです。そして、その組織を引っ張るリーダーと、人員とがうまく連絡し、関連できるように組織を作りますから、リーダーによって組織は変わり、そして人員の特性によって組織は変わっていきます。また、目的とするサービスや商品によっても変わっていきます。永遠不滅の組織などあるわけはありません。 傀儡ということばがあります。「自らの意志をもたないで、人の思うままにあやつられる人。」という意味があります。組織などでトップが交代しても代表権のない会長や、退職者の意向が反映される場合があります。それは、グループや小さな集まりでも、傀儡になることがあります。民主主義はこの傀儡を拒否したところから始まります。面白いことに、傀儡を排したように見える民主主義を訴える組織が、実は傀儡となるアドバイザーではない実行権を持つ人も出たりします。そういうエセ民主主義者の論法には、どこかに独善と、独りよがりが見られます。そんな中にいて、そういう人を押さえ込みために会えてその中に入ることもあります。実はそれは、遥か昔から「忠」として褒められてきたことです。本当の「忠」とは主君に対してよりも、民衆に対してではないかと思います。それがわかっているかどうかが、考えるべき人の役目ではないかと思います。 月曜日から風邪の具合は悪く、今日は一日休んでいましたが、その分予定が大いに遅れていきます。 普段使っているSUICAを見たら、マークがなかったので、電子マネーではないことが判明。交換に行く予定。 今週はかなり予定が詰まってしまい、明日からは風邪薬に頼りながら、一つ一つ進む予定です。 岩波文庫から『国語学原論』が出ました。日本語の時代にこの本が出ることはうれしいことですが、できれば時枝誠記生誕100年に合わせて欲しかった。続を期待して、そして『現代の国語学』まで出して欲しいものです。橋本進吉、時枝誠記と、岩波文庫に入って、よかっと思うことしきりです。 [今日の記録] |
|||
Copyright 黒川孝広 © 1997-2007,Kurokawa Takahiro All rights reserved. | |||||