2007.06.08 インターミッション |
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久しぶりですが、中間報告ということになります。 まずは、苦しみ抜いたかいあって、カウントダウンができてきました。それと、展望も。しかし、これからが山なので、夏が勝負です。体調との勝負なので、なんとか気力でやりとげていこうかと。 久しぶりに魯迅の「故郷」に挑戦。カルチャラルスタディーズを脱して、解釈と表現の読み取り、人物の視点と描写。そのあたりで追及してみたいと思うのですが、なかなかこのあたりは難しそうです。いくつかの文献を参照しつつも、それらの解釈を使わないで、独自に文中の表現から展開できるか。その場合に、表現に没頭することで、思考の停止を生じさせてしまうので、対比、比較、分析から攻めて、そこで思考力を駆使できるかです。何を記憶するかではなくて、何を考えるかですから、その思考することの意味を体得できれば、目標達成です。学ぶことの意味は理解しにくいのが事実。といって、点数などの外的な評価で自分を決めていくことの、その相対性に疑いを持つことができるのも、言語による思考ですから、国語科が担うものなのです。その思考の相対性と社会性、公共性とのせめぎあいが鏡となって自己の地平に表れるとき、思考は発展すると思います。それは何度も刺激を与えることで、展開できるのであって、文章に答えがあるのではなく、すでに自分の頭にある思考を導いていくこと、そのための自己相対化なのです。 宇都宮大会では、井上尚美先生から貴重な体験をうかがう機会を得ました。また、吉田先生、田近先生からはご教示いただき、展望が見えてきました。倉澤先生は懇親会の時、ほんの少しでしたが、でも、いいお話でした。坂口さんとは久しぶりで、そして、意見の一致。継続は力です。田中先生とも久しぶりでした。金子彦次郎も佳境のようです。難波先生とは、教師教育について、河野さんとは生活について、村井先生とは地域についてと、議論について。甲斐先生とは教科書の教材分類について、佐渡島先生とはパラーライティングについて。市毛先生は大分おやせになりましたが、まだまだ精力的でした。短い時間でしたが、盛りだくさんでした。望月先生の発言も記憶に残りました。 今月は遠藤瑛子先生が状況なさるので、楽しみです。単元学習の立場からどう考えるか。安居先生にもおうかがいしたいと思いますし、時間があれば、甲斐先生にもうかがいたいと思います。 最近、料理の方はだんだんと手抜きになってきて、野菜を刻んで、味噌汁にして終わりというパターンが増えてきました。 次回は、7月下旬の予定ですが、もしかしたら、8月まで延びます。その後は、1ヶ月おきとなって、週に1回ペースが10月ごろ。元の通りになるまでは、12月以降になりそうです [今日の記録] |
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